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クラシック業界ご意見番

東条 碩夫

音楽評論家

東京二期会オペラ劇場『カルメン』

“二期会の『カルメン』 沖澤のどかが指揮”      ビゼーの名作オペラ『カルメン』を、東京二期会が新演出で上演する。演出はイリーナ・ブルックで、今回はドラマの舞台を旧いスペインではなく近未来の時代に置くという新感覚が観られるそうである。そして更なる新機軸は、言語(フランス語)上演ではあるものの、セリフをほとんど全部カットし、音楽のみによって物語を進めるという手法を採るということだろう。指揮者の沖澤のどかの腕前が期待されるところだ。 その沖澤のどか━━京都市交響楽団常任指揮者として大活躍中の彼女は、先年、セイジ・オザワ松本フェスティバルでモーツァルトの『フィガロの結婚』を指揮して大成功を収め、日の出の勢いにある人だ。今回の『カルメン』の最大の話題は、彼女が指揮することにあると言っていいかもしれない。 配役はダブルキャストで、カルメンを加藤のぞみと和田朝妃、伍長ドン・ホセを城宏憲と古橋郷平、闘牛士エスカミーリョを今井俊輔と与那城敬がそれぞれ歌う。

25/2/9(日)

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