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現代作曲家の立場で分かりやすく紹介

三枝 成彰

現代作曲家

ミュージアム・コンサート(東京国立博物館)/東京・春・音楽祭2025

毎年、魅力的な数々の企画で楽しませてくれる「東京・春・音楽祭」。そのなかに、“ミュージアム・コンサート”を銘打ったコンサートがいくつかあります。博物館や美術館をコンサート会場に見立てて、その独特な空間で音楽を奏でようという企画です。「東博でバッハ」の名のとおり、東京・上野公園の東京国立博物館を会場としたコンサートは毎回人気です。その70回目となる公演は、ギタリストの鈴木大介さんをフィーチャー。3月19日(水)、東京国立博物館・法隆寺宝物館エントランスホールで行われるのは、バッハの「無伴奏ヴァイオリンのためのソナタ&パルティータ(ギター版)全曲演奏会」の第一夜。 鈴木さんは1993年のアレッサンドリア市国際ギター・コンクールで優勝後、出光賞や芸術選奨新人賞、芸術祭優秀賞など数々の賞を受賞され、アルバムのリリースは30以上、数々の作曲家の新作演奏など、日本を代表するギタリストのおひとりとして活躍を続けておられます。名曲のギター・アレンジでもよく知られている鈴木さん。作曲家の武満徹さんから「今までに聴いたことがないようなギタリスト」と評されたそうですが、そんな彼がバッハをどのように聞かせて下さるのでしょうか。 じつは私は東京国立博物館のアンバサダーをおおせつかっておりまして、ゆかりのある場所 でこのような演奏会が開かれるのを嬉しく感じています。「第二夜」の公演も3月27日(木)に予定されています。

25/3/11(火)

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