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大人目線のクラシック通
樋口 裕一
作家
新国立劇場オペラ『セビリアの理髪師』
25/5/25(日)~25/6/3(火)
新国立劇場 オペラパレス
数々の傑作を残しているロッシーニの傑作オペラの中でも飛び切りの傑作が、いうまでもなく『セビリアの理髪師』です。ヨーゼフ・E.ケップリンガー演出のこの制作は新国立劇場でも繰り返し上演されて、そのたびに会場を沸かせている定番の演目です。 今回フィガロを歌うのはロベルト・デ・カンディア。世界中でフィガロやファルスタッフを歌う名歌手です。アルマヴィーヴァ伯爵のローレンス・ブラウンリーも世界で大活躍。そして、ロジーナを歌うのは日本が誇るロッシーニ歌手・脇園彩。ちょっと憎たらしくも愛嬌のある老小間使いベルタ役の加納悦子も注目です。 指揮はコッラード・ロヴァーリス。楽しくてわくわくして歌手たちの超絶技巧に耳を奪われる体験になるでしょう。
25/5/17(土)