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長井 好弘
演芸ジャーナリスト(元読売新聞編集委員)
5月国立演芸場寄席(26日~30日)
25/5/26(月)~25/5/30(金)
日本製鉄紀尾井小ホール
落語協会の春の新真打の昇進披露興行が催される。都内の寄席定席4軒とは一味違う番組で、出演者が少ない分、持ち時間が長い。トリの真打が所属する一門からの出演が多く、幹部連が並ぶ披露口上も家族的な雰囲気が濃厚だ。「上野や新宿で見たよ」という人も、「ついつい見逃していた」という人にもおすすめしたい。26日から順に、柳家吉緑、松柳亭鶴枝、林家木久彦、柳家花飛、柳家緑太がトリを取る。今回の新真打5人の平均点は高い。寄席での披露興行の締めくくりに本格の芸をたっぷりと演じてくれるだろう。
25/5/5(月)