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朝岡 聡
アナウンサー
小倉貴久子《フォルテピアノの世界》第14回
25/6/18(水)
五反田文化センター 音楽ホール
さまざまな時代と地域の作品を当時のフォルテピアノで演奏し、あわせて興味深いトークも展開する本シリーズも14回目。今回はシューベルトと、ボヘミア出身でベートーヴェンに憧れてウィーンに来たヴォジーシェクがテーマだ。 お互いに影響しあった早世の音楽家の作品を1820年製のグレーバーで奏でる。『当時のウィーンのサロンを彷彿とさせるような、親密でエレガントな響きのフォルテピアノ』と小倉が評する楽器の美しさは、18世紀のフォルテピアノとはまた趣が異なる。 パリ在住の柴田俊幸が19世紀フラウト・トラヴェルソで変奏曲を演奏するのも聴きどころ。こちらも19世紀前半のオリジナル楽器の特長と面白さを十分に味わえるはず。
25/6/10(火)