バッハ・コレギウム・ジャパン音楽監督の鈴木雅明がオルガニストとして横浜みなとみらいホールに登場、壮大なスケールを持つ「クラヴィーア練習曲集第3部」（抜粋）を4声のコラール合唱つきで演奏する。 「この曲のタイトルは、一般的な指の練習の為の作品という意味ではなく、精神を鍛える、その音楽、楽器に向かう心を鍛錬するための作品という意味合いが大きいと思っています」と語る鈴木。 作品全体に深い精神性が宿るが、ルターが作った讃美歌（コラール）をモチーフとして作曲されているだけに、歌手によるオリジナルの形を披露してからオルガン演奏することで、「ドイツ・オルガン・ミサ」と呼ばれる宗教的意味合いがハッキリするだろう。

25/5/29(木)