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クラシック業界ご意見番
東条 碩夫
音楽評論家
ロッテルダム・フィルハーモニー管弦楽団 ラハフ・シャニ指揮 ブルース・リウ(p)
25/6/21(土)
ザ・シンフォニーホール
“ロッテルダム・フィルハーモニー管弦楽団が2年ぶりに来日” イスラエル出身の36歳、俊英の首席指揮者ラハフ・シャニと来る。2年前の来日では、シャニの指揮の切れの良さ、劇的に盛り上げる「演奏の持って行き方」の巧さ、明晰なオーケストラ構築など、さすが欧州楽界を席巻する若手のトップクラスの指揮者のひとりと評されるだけのことはある、との感を得たと同時に、彼のもとでのロッテルダム・フィルの好調さという点でも、強い印象を受けたものだ。 今回は、大阪、名古屋、川崎、福井、東京、横浜、所沢の計7か所で8公演。プログラムには、ドヴォルジャークの「新世界交響曲」、ブラームスの「第4交響曲」、庄司紗矢香とのベートーヴェンの「ヴァイオリン協奏曲」、ブルース・リウとのプロコフィエフの「第3ピアノ協奏曲」などが含まれているので、お好みのものを選んでお聴きになるといい。
25/6/12(木)