Download on the App Store ANDROID APP ON Google Play
Download on the App Store ANDROID APP ON Google Play

水先案内人のおすすめ

評論家や専門家等、エンタメの目利き&ツウが
いまみるべき1本を毎日お届け!

現代作曲家の立場で分かりやすく紹介

三枝 成彰

現代作曲家

サントリーホール チェンバーミュージック・ガーデン

〈サントリーホール チェンバー・ミュージックガーデン/6/16北村朋幹プロデュース『月に憑かれたピエロ』 〉 北村朋幹(ともき)さんは1991年生まれのピアニスト。3歳からピアノを始め、わずか14歳で東京音楽コンクール第1位(2位なし)と審査員大賞を受賞されました。東京藝術大学に進学後、さらにベルリン芸術大学で学ばれ、最優秀の成績で卒業後は、フランクフルト音楽・舞台芸術大学で研鑽を積んだそうです。ソリストとして浜松、シドニーやリーズなどでの国際ピアノ・コンクールに次々と入賞、ベルリンを拠点としながら日本、欧米各地で演奏を披露され、オーケストラとの共演を重ねるなか、近現代音楽にも独自の解釈を見せ、高い評価を得ておられます。令和6年度には、芸術選奨音楽部門文部科学大臣新人賞を受賞。贈賞理由に「磨き抜かれた水晶を思わす響きで、どんな細部をも漫然と弾き飛ばさず、確たる解釈を聴かせる……(中略)……美的にも知的にも余人を圧倒する音楽家の出現を、言祝(ことほ)ぎたい。」と記されています。 そんな北村さんがプロデュースされるコンサートが、6月16日(月)に東京・赤坂のサントリーホール・ブルーローズ(小ホール)で行われます。演奏されるのは、20世紀の現代音楽に衝撃をもたらした作曲家・シェーンベルクの『月に憑かれたピエロ』と『室内交響曲第1番』(ヴェーベルンによる五重奏用編曲)、ドビュッシーのチェロ・ソナタと北村さんがソプラノと五重奏用に編曲した〈7つの歌曲〉より『夕べの諧調』『パントマイム』『月の光』『セレナード』。 北村さんの審美眼で選ばれた楽曲たちが組み合わさることで、どのような科学反応が起こるのか? 出演は北村朋幹さん(ピアノ)、郷古廉さん(ヴァイオリン&ヴィオラ)、横坂源さん(チェロ)、岩佐和弘さん(フルート&ピッコロ)、山根孝司さん(クラリネット&バス・クラリネット)、中江早希さん(ソプラノ&シュプレヒシュティンメ)。

25/5/30(金)

アプリで読む