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オペラと古楽をとりわけ愛する
朝岡 聡
アナウンサー
濱田芳通&アントネッロ Bach Cantatas
25/7/11(金)
東京文化会館 小ホール
バロックの宗教曲やオペラで、次々と新解釈を打ち出して注目を浴び続ける濱田芳通&アントネッロが、初めてバッハの教会カンタータに挑むのがこちら。 演奏される4曲は、いずれもバッハが若い頃の作品で、リコーダーかツィンクが使われる。とりわけ2本のリコーダーが使われる106番の追悼カンタータは、よく知られた名曲。濱田も演奏に加わってブランデンブルク協奏曲第4番も聴けるのが嬉しい。今回は声楽も器楽も各パート一人ずつの編成というから、より室内楽的な響きを実感できるだろう。 かつてのリコーダーの鬼才は、いまや古楽の新機軸の旗手となった。手兵とともに挑むバッハの教会カンタータにも、きっと新鮮な感動が見つかるだろう。
25/7/3(木)