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小劇場から大劇場まで、年間300本以上観劇。素晴らしい舞台に出会うため、気になる作品は何でも観ます。
森元 隆樹
演劇ジャーナリスト/プロデューサー/演劇伝道師/読売演劇大賞選考委員
らんぶる 第一回公演『晩節荒らし』
25/7/2(水)~25/7/20(日)
新宿シアタートップス、ABCホール
新宿三丁目駅すぐではあるが、新宿駅東口からもさほど遠くない場所に、喫茶店「らんぶる」はある。創業は1950年(昭和25年)、ということは今年で75周年を迎えるこの喫茶店を、私自身何度も利用したことがあるが、駅から近く落ち着いた雰囲気ということもあり、打ち合わせ中の演劇関係者をお見掛けすることも多い。 そしてその中に、私自身は直接拝見したことは無かったが、山西惇と佐藤誓の2人がいたという。 <<<>>> 「らんぶる」とは 2018年及び2020年に、ミュージカル「生きる」で共演し 意気投合した同い年の二人の俳優、 佐藤誓と山西惇が、還暦を機に 「二人が演劇で真剣に遊べる場所」を作ろうと結成。 新宿三丁目の古風な喫茶店「らんぶる」が いつもの打ち合わせ場所。名前もそこから拝借しました。 演劇のジャンルや形態にとらわれず継続的に活動する予定。 構想足掛け三年、紆余曲折を経て、満を持しての記念すべき第一回公演は 作・演出に福原充則氏を迎え、 唯一無二の二人芝居を立ち上げます。 ~特設ホームページより~ <<<>>> 舞台において人気も実力も兼ね備えた2人、山西惇と佐藤誓の62歳コンビが、今を溯ること3年前から「らんぶる」で何度も何度も何度も何度も相談し、今ここに立ち上がる2人芝居。作・演出には、何が飛び出すか分からない演劇界の希代の曲者、福原充則を指名。そしてつけられたタイトルが『晩節荒らし』とくれば、もうこの夏何をおいても見逃せない!いったいどんな晩節の荒らし方をするつもりなのか! <<<>>> 世の中の役に立ちたくなった男と、 誰かの役に立っていたかを知りたくなった男が、 それぞれの土地と時空を激しく右往左往した結果、 垂直固定してみえるクランプ系物語! <<<>>> 同じくホームページにそう記されたイントロダクションを読んだだけで、汚すだけでは生ぬるい、大荒れの晩節が舞い上がる様を目撃する予感!ただただ必見!
25/6/27(金)