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大人目線のクラシック通
樋口 裕一
作家
バッハ・コレギウム・ジャパン 第167回定期演奏会
25/7/20(日)
サントリーホール 大ホール
バッハのロ短調ミサは、バッハの宗教曲の中でも「マタイ受難曲」と並ぶ名曲中の名曲。バッハ・コレギウム・ジャパン演奏会でもたびたび演奏されてきました。今回は、創立35周年特別企画として取り上げられます。 今回、指揮をするのは、今やこの団体の顔である鈴木優人 、そして、もう一人注目したいのがテノールの吉田志門です。ドイツやフランス、そして日本歌曲の歌唱には定評がありましたが、その後、ドイツの名門ベルリンRIAS室内合唱団の一員として研鑽を積み、先日、「マタイ受難曲」のエヴァンゲリストを見事に歌ってBCJファンを驚かせました。そのほか、櫻井愛子、森麻季、テリー・ウェイ、クリスティアン・イムラーも名歌手たち。 最高のロ短調ミサが聴けそうです。
25/7/12(土)