日本のロッシーニ受容と理解の拡大に大きな貢献をしている日本ロッシーニ協会の主催による演奏会です。題して「輝きの都ナポリ──王政復古の光と影」。この会を牽引してきた水谷彰良氏の司会進行で、ナポリにまつわるロッシーニの歌の数々が歌われます。出演はメゾソプラノの富岡明子、テノールの糸賀修平、小堀勇介、渡辺康。名前を聞いただけでこの名歌手たちの輝かしい歌声が聞こえてくるようです。 予定されている曲目は、『オテッロ』『アルミーダ』『リッチャルドとゾライデ』『エルミオーネ』『湖の女』『ゼルミーラ』、そして、『グロリア・ミサ曲』。それほど頻繁に舞台で聴くことのできる歌ではありませんが、いずれも舞台映えのする歌です。観客を楽しませ、熱狂させることは確実でしょう。 真夏のひととき、目くるめく時間を過ごすことができそうです。

25/7/6(日)