ひばり弦楽四重奏団は、漆原啓子（ヴァイオリン）、漆原朝子 (ヴァイオリン)、 大島亮（ヴィオラ）、 辻本玲（チェロ）という日本を代表する演奏家が結成した弦楽四重奏団です。これまで5年をかけて、ベートーヴェンの弦楽四重奏の全曲演奏を続きていましたが、今回はその最終回。 第2ヴァイオリンは直江智沙子に代わって、弦楽四重奏曲第4番と第8番 「ラズモフスキー第2番」、そしてドビュッシーの弦楽四重奏曲ト短調も演奏されます。 常設の団体ではありませんが、ぴたりと息が合い、安定した円熟の味でありながらも、そこに初々しくて勢いのある深い精神世界を聞かせてくれます。ベートーヴェンの2曲はもちろん、ドビュッシーの世界をどう演奏するかも楽しみです。妙味を味わいたいものです。

25/7/3(木)