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クラシック公演の魅力をやさしく解説
田中 泰
音楽ジャーナリスト
真夏のバッハX/サマーミューザ
25/8/3(日)
ミューザ川崎シンフォニーホール
2005年にスタートした“オーケストラの祭典”「フェスタ サマーミューザKAWASAKI」の隠れた人気公演が、「真夏のバッハ」だ。何しろそのタイトルが良い。バッハ好きにとっては一年中聴いていたいバッハの作品を、夏にクローズアップする意気込みに心が動くことこの上なし。 ミューザ川崎シンフォニーホールのオルガンを活かしたプログラムは、オーケストラの祭典を彩る可憐な花束のようにも感じられる。今年のプログラムはといえば、バッハの名作「幻想曲とフーガ」を筆頭に、「マタイ受難曲」や「マニフィカト」の抜粋にモーツァルトの「レクイエム」の「涙の日」までが楽しめる豪華版だ。 バッハの素晴らしさを再認識するチャンス到来!25歳以下半額というのも実に魅力的だ。
25/7/26(土)