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オペラと古楽をとりわけ愛する
朝岡 聡
アナウンサー
4手on 63鍵〜18世紀のピアノで愉しむ打ち解けたアンサンブル〜
25/8/3(日)
日本ホーリネス教団 東京中央教会
18世紀に家庭の中で楽しまれた演奏形態……それが連弾だ。2人のフォルテピアノ奏者が、その親密で打ち解けたアンサンブルを披露してくれる。共にブルージュ国際古楽コンクールをはじめ数々の受賞歴のある名手、七條恵子と平井千絵が奏でるのは、モーツァルト、J・C・バッハ、クレメンティらの連弾作品。一緒に音楽を創る歓びと面白さにあふれたプログラムになっている。 使用楽器はC・クラーク製作のA・ワルター1795年製モデル。63の鍵盤上を4手が行き交えば、玉を転がすように軽やかで繊細な音が重なり、心地良い事この上ない。この魅力を味わうには、響きの良い空間で生演奏に接するに限る。その意味で、理想的な会場なのも嬉しい。
25/7/27(日)