毎年8月に行われ、演奏会を通じて平和への想いを新たにする機会となる、広島交響楽団の「平和の夕べ」コンサート。10回目の開催と被爆80年の節目となる今回は、当初マリア・ジョアン・ピリスさんを迎える予定でしたが、ピリスさんに療養が必要となったため、ダニール・トリフォノフさんの出演が決定。コンチェルトの演目も、ラフマニノフのピアノ協奏曲第2番に変更となりました。指揮は永遠の貴公子、クリスティアン・アルミンクさん。 国際情勢が不安定な状態が続き、日本でも平和や共生への認識が複雑にぶつかり合う中、広島に根付くオーケストラがさまざまな国のアーティストを迎え、共に一つの音楽を紡ぎます。 トリフォノフさんによる没入系のラフマニノフ2番を日本で聴けるのは、かなり久しぶりで貴重なチャンス。ピリスさんの体調は心配ですが、復帰を待ちつつ、今そこにある音楽が届けてくれるメッセージをしっかりと受け取りたいです。 ※8月7日　ザ・シンフォニーホール 　8月8日　東京オペラシティ コンサートホール

25/7/28(月)