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広瀬 和生

「BURRN! 」編集長、落語評論家

こみち噺 饗宴~四人のシェフ~

古典落語の演目は、歴代の優れた演者がそれぞれ独自の演出を加えることで磨かれ、新鮮な魅力を保ち続けてきた。柳亭こみちは自らが女性演者であるという“個性”を効果的に演目に注入するために、古典落語の様々な演目において従来は男性だった登場人物を女性に変えるという大胆なアレンジを加え、見事に成功を収めている。さらにこみちは、自らが確立した“こみち噺”を自分以外の噺家に演じてもらうという試みを一昨年から始めた。今回、銀座博品館で開催される『こみち噺饗宴~四人のシェフ~』では女性演者である蝶花楼桃花、古典の独自演出で人気の桃月庵白酒、新作・古典の“二刀流”春風亭百栄が、それぞれの才覚で“こみち噺”をアレンジして提供する。これは見逃せない!

25/8/9(土)

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