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クラシック業界ご意見番
東条 碩夫
音楽評論家
東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団 第381回定期演奏会
25/9/6(土)
東京オペラシティ コンサートホール:タケミツメモリアル
“ヴェルディのオペラ『ドン・カルロ』を高関健が指揮” 高関健が東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団を指揮しての定期公演で、ヴェルディの大作『ドン・カルロ』が演奏会形式により上演される。 スペインを舞台に、愛するフランス王女エリザベッタを政略結婚として父王フィリッポ2世に奪われる形となった王子ドン・カルロを中心に繰り広げられる壮大なストーリーと、重量感たっぷりの雄大な音楽。ヴェルディの中期から後期への移行の時期に作曲された大傑作オペラである。 歌手陣は国内の精鋭選りすぐりだ。妻屋秀和(国王フィリッポ2世)、小原啓楼(王子ドン・カルロ)、木下美穂子(王妃エリザベッタ)、上江隼人(ロドリーゴ侯爵)、大塚博章(宗教裁判長)、加藤のぞみ(エボリ公女)他が顔を揃える。複雑な異版をどう扱うか、高関の指揮とプレトークも注目されよう。
25/8/29(金)