バッハ・コレギウム・ジャパン（BCJ）のコラールカンタータ300年プロジェクトも7回目を迎える。コラールカンタータとは、会衆の歌う讃美歌（コラール）を楽曲冒頭の合唱などに巧みに組み込んだバッハの教会カンタータの事。 今回のプログラムの中では、とりわけカンタータ第8番「愛する御神よ、いつ我は死なん」が楽しみ。独奏フルートが、冒頭で天国への憧れを象徴する鐘の音を模した音型を奏でたり、超絶技巧を駆使してアリアのオブリガートを務める。 開演前に指揮の鈴木雅明氏によるプレトークも予定されているのも特色で、曲の背景や聴きどころが的確に理解できる。BCJの精鋭ソリストが繰り広げる、歌唱と器楽の魅力を堪能しよう。

25/8/29(金)