福山雅治はやっぱり現代のスターだ。 “実に面白い”学者役を得てから18年、再び東野圭吾と組んで、今度はラスベガスで人気の元マジシャンに扮する。兄（仲村トオル）が殺害されたため、その娘（有村架純）と犯人を突き詰めてゆくミステリーだ。 『ガリレオ』の湯川先生は付き合いづらいがどこか愛嬌があった。ところが今回は相当いけすかない男で少々驚いた。高飛車で強引で、空気を読まずに上から目線。だが推理能力抜群。少々ご都合主義なところもあるが、それが面白く、気持ち良い。注目は事件のタネ明かしシーン。マジックを取り入れた大変大掛かりなクライマックス。「誰がこれ仕込んだんだよ！」と思わず突っ込んだがラスベガスの元マジシャンだからね（笑）。シリーズ化決定か？

25/8/30(土)