9月は人気若手ピアニストをソリストを迎えた海外オーケストラ公演や、ショパンコンクールを控えた若者のリサイタルがやたら多いですが、その中に燦然と輝くベテランのリサイタルが、こちらです。1958年、現ウズベキスタン、ソ連時代のタシケントでユダヤ系の家庭に生まれ、15歳でイスラエルに移住、ズービン・メータとの共演で国際的に注目されて以来、卓越した存在として活躍し続ける、イェフィム・ブロンフマンさん。 日本でのリサイタルはなんと10年ぶり！　届けてくれるのは、シューマンのアラベスク、ブラームスのソナタ3番、ドビュッシーの映像第2集、そしてプロコフィエフの7番の戦争ソナタ。久しぶりだからこんなにも幅広くいろいろなものを聞かせてくれるのでしょうか…あらゆるスタイルを弾き分けるテクニックを披露してくれることに期待せずにいられません。 若手の演奏目白押しのなか、円熟のピアニズムをしっとりとあじわいましょう。

25/9/7(日)