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大人目線のクラシック通

樋口 裕一

作家

セミヨン・ビシュコフ指揮 チェコ・フィルハーモニー管弦楽団 ピアノ:チョ・ソンジン

チェコ・フィルは歴史ある名門オーケストラであり、これまでも何度も来日して名演奏を聴かせてくれましたが、セミヨン・ビシュコフが首席指揮者に就任して以来、ますますの充実ぶりです。 今回の来日では首都圏で数回の公演が予定されていますが、21日の文京シビックホールの演奏会では、このオーケストラが得意とする、お国もののスメタナの「モルダウ」のほか、2015年ショパン・コンクール優勝の韓国のピアニスト、チョ・ソンジンを加えてのラヴェルのピアノ協奏曲ト長調、そして、ビシュコフが得意とするチャイコフスキーの交響曲第5番が演奏されます。 ビシュコフの指揮、チョ・ソンジンのピアノ、そしてチェコ・フィルの音、いずれも耳をそばだてて聴き取りたいものです。

25/10/13(月)

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