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ピアノのスペシャリスト

高坂 はる香

音楽ライター

チェコ・フィルハーモニー管弦楽団

あちこちのオーケストラからソリストとして引く手あまた、世界のトップ指揮者たちと次々共演するチョ・ソンジンさん。そんな彼がものすごく強い繋がりを感じているらしいのが、指揮のビシュコフさんとチェコ・フィルハーモニー管弦楽団です。 というのも先のインタビューで、あのいつもの静かな口調で、熱烈にチェコフィルへの信頼を語っていたのでした。初めて共演したのは16歳のときだったけれど、そのときからチェコフィルの特別な弦楽器の音色に魅了されたのだそうです。お好みらしい。 しかも演目は、最近ソンジンさんがどっぷりその世界に浸かっているラヴェル。もともと彼のクリスタルな音はラヴェルにぴったりのイメージですが、今年ピアノソロ作品の全曲録音をリリースして、その“関係性”をますます深めている模様。 ちょうど10年前にソンジンさんが優勝したショパンコンクールのファイナルが行われている近辺の日程という、感慨深いタイミングでもあります。 ※10月19日 ザ・シンフォニーホール  10月21日 文京シビックホール  10月22日、23日 サントリーホール

25/10/11(土)

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