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注目の若手指揮者がクラシック初心者も安心の公演を紹介
坂入 健司郎
指揮者
仙台フィルハーモニー管弦楽団
26/1/11(日)~26/1/12(月)
ふくしん夢の音楽堂 大ホール、いわき芸術文化交流館アリオス アルパイン大ホール
年明けの音楽といえば、なんだろう?日本ではテレビをつければ、春の海(宮城道雄作曲による箏と尺八の二重奏)が流れてくるイメージがある。 世界的に有名なウィーン・フィルハーモニーによるニューイヤーコンサートではワルツやポルカを演奏してバレエダンサーも加わって優雅なイメージだ。日本のクラシック界では?新たな世界へ…という願いも込めてか、ドヴォルザークの交響曲第9番「新世界より」を演奏することが多い。 2026年の私の指揮活動は、仙台フィルハーモニー管弦楽団の皆様とともにニューイヤー・コンサートでスタート。 ウィーンのニューイヤー・コンサートでも演奏されたことのある作曲家・スッペによる「軽騎兵」序曲を。そして、箏に遠藤 千晶さん、尺八に藤原 道山さんを迎えて吉松 隆さんが作曲された「FUGAKU 霊峰富士によせる七つの響景」、後半にはドヴォルザークの交響曲第9番「新世界より」というプログラムをお届けします。箏に尺八、ウィーン音楽に新世界。 これ以上「年明けの音楽」のイメージにぴったりな演奏会はなかなかないと思います。皆様のご来場を心よりお待ちしております。
25/12/25(木)