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原田 順子
演劇ライター
宝塚歌劇花組公演 グランド・ラメント『蒼月抄(そうげつしょう)』-平家終焉の契り-/スパイシー・ショー『EL DESEO(エル・デセーオ)』
26/2/14(土)~26/5/31(日)
宝塚大劇場、、 東京宝塚劇場
4月18日から5月31日まで、宝塚花組のグランド・ラメント『蒼月抄(そうげつしょう)-平家終焉の契り-』と、スパイシー・ショー『EL DESEO(エル・デセーオ)』の東京公演が、東京宝塚劇場で上演されます。 前者は、演出家熊倉飛鳥の大劇場デビュー作で、平安時代末期、栄華を誇った平家が、棟梁の清盛亡きあと衰退の一途をたどる中、一門を率いて戦った清盛の四男、平知盛が主人公です。文楽や歌舞伎の『義経千本桜』「渡海屋・大物浦」では、碇を背負って海に飛び込む勇壮な最期が印象的ですが、ここではトップスター永久輝せあが、総大将としての強い意志と責任感、聡明な妻明子(星空美咲)への思い、息子を戦死させてしまう父親の苦悩などを繊細に演じています。 出演はほかに、戦を嫌いながら、南都の寺社焼き討ちを命じてしまう知盛の弟重衡に聖乃あすか、平家随一の猛将と謳われ、知盛を兄と慕う従弟の教経に極美慎、源義経に希波らいと、知盛の兄宗盛に一之瀬航季、源氏の武将梶原景時に侑輝大弥という顔ぶれです。 後半の『EL DESEO』は、指田珠子作・演出のラテンショーで、“欲望”というタイトルにふさわしく、情熱的でパワフルな作品になっています。聖乃と極美の同期同士による絡みもファンにとっては嬉しい見せ場でしょう。
26/4/16(木)