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おとなのJ-POPとJ-ROCKを紹介

平山 雄一

音楽評論家、プロデューサー、俳人

a flood of circle

デビュー20周年となるa flood of circleが初の日本武道館ライブを行なう。 信じた音楽を奏で続ける一本気なロッカー佐々木亮介にとって、この20年は決して平坦な道ではなかった。2006年結成。全国ツアーのファイナル直前にギタリストが失踪したり、ベーシストが脱退したり、バンドは危機のたびに力強く再生し、オリジナル・メンバーの佐々木(Vo, Gt)と渡邊一丘(Dr)に加えて, HISAYO(Ba)、アオキテツ(Gt)という現在のラインナップに行き着いた。 そんなこともあってこのバンドが初のホールワンマンをLINE CUBE SHIBUYA(渋谷公会堂)で行なったのは2021年のことだった。その間、ストレイテナーやASIAN KUNG-FU GENERATIONなど周囲のバンドたちに助けられてきたのは、a flood of circleのロックに対する姿勢が共感を呼んだからだろう。 2024年8月の日比谷野外大音楽堂のチケットはソールドアウト。真夏の野音での黒のレザージャケットをぐしょ濡れにしての渾身のパフォーマンスは、多くのロックファンの間で伝説となった。 そんなa flood of circleが昨年11月に新宿歌舞伎町で敢行したフリーライブで今回の武道館公演を宣言。彼らの最新の音楽を満載にしたニューアルバム『夜空に架かる虹』がリリースされた。  この愚直なバンドの武道館は、これまで観てきたライブとはまったく違うものになりそうな予感がする。ぜひとも見届けてほしい。

26/4/26(日)

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