水先案内人のおすすめ

評論家や専門家等、エンタメの目利き&ツウが
いまみるべき1本を毎日お届け!

社会を映しだす映画をわかりやすく紹介

池上 彰

ジャーナリスト、名城大学教授

プリミティヴ・ウォー 恐竜戦争

はっきり言って、金をかけたB級映画です。マッドサイエンティストによって現代に連れ出された古代の恐竜が、なぜかベトナム戦争中のベトナムのジャングルに出現するというのですから、荒唐無稽です。 でも、恐竜映画好きにはたまらない面白さでしょう。従来の恐竜映画の多くは、武器を持たない人々が恐竜に追われて右往左往するもの。もし近代兵器を持った軍隊が立ち向かったら、勝敗はどうなるのか。恐竜好きが一度は夢見た設定でしょう。 舞台は1968年の南ベトナム。当時のベトナムは南北に分裂。社会主義の北ベトナムと資本主義の南ベトナムが対立。南ベトナム国内には北ベトナムの支援を受けた解放戦線(米軍兵士はベトコンと呼ぶ)が南ベトナム政府と対立。米軍は南ベトナム政府を支援するために派兵され、ジャングルでの戦闘が続いていました。そこに出現した恐竜に米軍特殊部隊が立ち向かいます。 バカバカしいと思いつつ観てしまう。私もこういう映画好きです。

26/8/6(木)

アプリで読む