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銘酒のような“昭和の日本映画”を厳選
太田 和彦
エッセイスト、居酒屋評論家
市川雷蔵祭
21/1/22(金)~21/2/4(木)
神戸国際松竹
『婦系図』9/18、18、20、26 角川シネマ有楽町 特集「市川雷蔵祭」(8/23〜9/26)で上映。 泉鏡花の原作は、マキノ雅博(長谷川一夫・山田五十鈴)、衣笠貞之助(鶴田浩二・山本富士子)、土居通芳(天地茂・高倉みゆき)と映画化されたが、4度めの、三隅研次(市川雷蔵・万里昌代)が映画通のあいだでは評判高い。役を蹴った若尾文子に代わったのは、あの雷蔵の名作『斬る』で、追っ手に全裸で立ちはだかった万里昌代。監督:三隅研次の猛烈な演技指導による、切れ長の目に秘めた色気と覚悟をたたえた名演は必見。
19/9/14(土)