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BOYSぴあSelection 第35回 田中涼星

田中涼星 Part2「大好きな家族や友達のこと、話します」

全2回

PART2

PART1では共演者のみなさんとの仲良しエピソードを聞かせてくれた田中涼星くん。後編では涼星くん自身の人柄がわかる質問をたっぷりさせてもらいました。どの答えにも、ユニークで温かいキャラクターがにじみ出る涼星くん。これを読み終わる頃には、あなたも田中涼星沼にどっぷりつかってるはず!

── いつ見ても背が高い田中さん。背が高くて得したことは何ですか?

身長が高くないとできない役ってあるじゃないですか。それができるのはちょっと得したなっていうのと。あとは、満員電車。混んでても、上の新鮮な空気が吸えます(笑)。

── 背が伸びる秘訣は?

よく寝ることです。めちゃくちゃ寝てください。あと、駄菓子をいっぱい食べたら伸びました。

── 駄菓子ってスナック菓子とかですか?

そうです。「うまい棒」とかそういう系。

── むしろ今、うまい棒になってますね。

めちゃくちゃうまいこと言うじゃないですか(笑)。間食が好きで、駄菓子はめちゃくちゃ食べてました。

── 背を伸ばそうとカルシウムとか体にいいものをいっぱい摂ろうとしている人を絶望させる一言です(笑)。

申し訳ない! これは突然変異なんですよ(笑)。

── 当時、どれぐらい寝てました?

10時間ぐらいは寝てました。短くても8時間とか9時間とか。

── じゃあぜひ快眠の秘訣も教えてください。

お風呂で温まったら、そのまますぐ寝ること。1回冷めると、布団の中で体を温め直す間に目が覚めちゃうんですよ。だから、ポカポカのまま寝るのがいちばんです。

── いよいよ春が近づいてきました。春デートに行くならどこに行きたいですか?

ピクニックですかね。温かい陽気の中、丘の上にある公園とかに行って。お弁当とかつくってもらいたいですね。絶対うまいですもん、そんなところで食う弁当。愛情こもっているし。

── お弁当のおかずは何が入ってるとうれしいですか?

卵焼きは入れてほしいですね。うちの実家が甘かったんで、俺は甘い派です。あとはその人のオリジナリティを尊重します。

── タコさんウィンナーとかは?

最高ですね! そういう定番な感じが良かったりしますよね。

── じゃあ、記念日デートでサプライズとかしたい派ですか?

サプライズしたいですね。やってもらえるとうれしいので。自分がしたら、その分、返ってくるんだろうなって期待も込めて(笑)。

── 田中さんなら、どんなサプライズをしてくれますか?

え~、なんだろうな。どうせやるなら、悪の組織に追われてるとか? それで捕まってお互い監禁されて、マジでこれ死ぬかもしれないっていうようなヤバい状況をつくりたいですね。

── 壮大!

で、俺が縄をほどいた隙に敵と戦うんですけど、彼女の視界から見えないところで「うわー!」って叫び声だけ聞こえて。やられちゃった!?と思ったら、みんなで「ハッピーバースデー」ってケーキを持ってくるみたいな(笑)。そういうドラマみたいなサプライズをやりたいです。絶対経験できないじゃないですか。

── もともとアクションがお好きですし、ぜひ華麗なアクションを披露してほしいです!

そうですね。ギャングと戦って、血糊とかもつけて。ギャング役は、見た目がガチめの人たちをオーディションして、田中涼星脚本・演出で壮大なサプライズを! って、もはやサプライズじゃなく、作品ですね(笑)。

── なんなら彼女からチケット代をもらわないと(笑)。

がっつりとね(笑)。それぐらい現実離れしたサプライズとかやってみたいですね。

── 1日でいちばん好きな時間は?

夜ですかね、やっぱり。仕事終わって、家に帰ってきて、風呂に入る前の自由時間が好きです。ネットサーフィンしたり、お笑いの動画を観たり、自分の好きなことができるので、その時間がいちばん落ち着きます。

── お笑い好きのイメージですが、そもそもお笑いのルーツは?

世代的には『エンタの神様』とか『爆笑レッドカーペット』とかよく観てたので、そこからですね。当時から面白い人になりたいと思っていて。人を笑わせること自体、好きだし、やっぱり面白い方がいいじゃないですか。場を盛り上げられるし、初対面の人とも気さくに仲良くなれたらいいなっていうのもあったし。それで、勉強も兼ねて大量にお笑い番組を観ていたら、いつの間にかお笑い好きになっていました。

── 実は学生時代に漫才やコントをしたことも?

あります。親友と一緒に、一時期はお笑い芸人を目指そうとか言って、サンドウィッチマンさんの完コピに挑戦したことがあるんですけど、やってみたら難しすぎて挫折しました。ダメだ、俺たち全然面白くないって(笑)。

普通やってる自分たちはノッてるから面白いじゃないですか。でも、全然ノらなくて、これはもう到底かなうレベルじゃないなと。俺たちは見る専門だ、漫才は好きなだけでいようって話したのを覚えています(笑)。

── 学生時代は楽しかったですか?

そうですね。特に高校はみんな仲良くて。本当はダメなんですけど、学校を途中で抜け出してラーメンを食べに行ったり。基本チャリンコ移動だったんで、高校のまわりが田んぼ道だったんですけど、田んぼ道をガーッてチャリ漕ぎながら、みんなでゲーセンに行ったりしていました。

── 3月と言えば卒業シーズン。卒業式にまつわる思い出はありますか?

卒業式が終わったあとも、ずっと教室に残って、いろんな人と写真を撮っていましたね。卒業したら俺だけ東京に行くのが決まってて、周りのみんなは地元だから、俺だけみんなと離れて急に友達がいなくなるんだって思ったら結構キツかったですね。

── 卒業式で泣いたりしました?

泣きはしなかったけど、離れたくないなとは思いました。それで、ずっと残っていたんですけど、親が待っていたんで、行かなきゃって言って教室を出て。

── じゃあ、上京のときは感慨深かったんじゃないですか?

そうですね。ずっとスケボーをしてて。最後の夜もいつも通りスケートパークでみんなでスケボーしてたんですけど。その日はほとんどみんな集まってくれて。中学のときの友達もみんな来てくれて。それがうれしかったし、最後にチャリに乗って帰る姿を、何十人という人が「行ってこいよ~」って感じで送り出してくれて。そのときはすごく感動しました。

── 上京は新幹線か何かで?

親父が車で送ってくれました。お母さんと弟も一緒に乗って、みんなで東京の学生寮まで来てくれて。そのときも別れ際がいちばんツラかったですね。親父と弟は男だから、あっさり帰ったんですけど、お母さんが最後まで残ってくれて。寂しそうな顔しているなというのはわかるんですけど、俺も何も言えなくて、「じゃあ」って言って別れました。まあ、そのすぐあとお母さんから電話が来ましたけど(笑)。「さっき会ったばっかりやん!」とか思いながら。

── でもそのお母さんの気持ち、わかります。田中さんは寂しかったですか?

その瞬間は寂しかったです。と言っても、引っ越したばっかりだし、やらなきゃいけないことがたくさんあって、そっちの方に気をとられていたんですけど。

それから1週間後ぐらいに仕送りが届いて。段ボールを開けたら、中が全部自分の好きなお菓子でパンパンだったんですよ。それを見たときは泣きました。よく見てるんだな、息子のことをって。今まで自分は両親に大切に育ててきてもらったんだなって思いながら、しみじみと泣きました。

── 1月に里帰りもされたようですね。

『スマイルスタジアム』っていう地元(新潟)の情報番組に出るために帰って。2日ぐらい空きがあったんで、そのままいさせてもらったんですけど。帰るときに「これ、新幹線の中で食べな」ってお母さんが珍しく弁当をつくってくれて。おにぎり2つと、簡単なおかずが入ってただけで、しかも結構時間が経ってたから冷めちゃってたのに美味しくて。なんで親の料理って冷めてても美味いんだろうなって、離れていく故郷を見ながら、すげえ泣きそうになりましたし、頑張らなきゃなって思いました。

── 年をとると、親のありがたみを一層感じるようになりますよね。

めちゃくちゃ感じますね。昔の自分に言ってやりたいですもん、迷惑かけるなよって。

── ご両親も今の田中さんのご活躍を喜んでいらっしゃるのでは?

お母さんからは「よかったね」とか「感謝しないといけないよ」とか「初心を忘れるな」って言われています。で、お父さんは「俺はもっと行けると思ってるんだけどな」って鼓舞してくれる感じで(笑)。あとは、おじいちゃんからは「天狗にならず腰低く」とか「笑顔で頑張ってたらうまくいくぞ」とか。どれもありがたいし、大事だよなと思いながら聞いています。

── 地元のお友達とバッティングセンターにも行かれたようですが、お友達のみなさんは今の田中さんのご活躍についてなんとおっしゃってるんですか?

イジられますね。『スマイルスタジアム』で花魁体験をさせてもらったんですけど、それを観た友達が「えらいべっぴんさんおりますな」ってイジってきたり(笑)。あとは、「ワイプのときの表情がダメだ。もっと笑え」ってダメ出しされたり。俺も「うるさいな。じゃあやってみろ」って返すんですけど。そういうのも地元の友達だから言えることだし、うれしいですね。

── Twitterで、新幹線の中で湘南乃風さんの『親友よ(ともよ)』という曲を聴いていたと書いていましたが、思い出の曲なんですか?

『ドロップ』という映画の主題歌で、電車に乗って故郷を離れるエンディングのシーンで『親友よ』がかかるんですけど、最初はそれの真似だったんですよ。そしたら歌詞もザッツライトっていう感じで、上京してから6年ぐらい経ちましたけど、いつも地元から東京に行くときの1曲目は『親友よ』がお決まりです。

── 他にも自分を鼓舞するときに聴いている曲はありますか?

前はよく竹原ピストルさんの『俺のアディダス~人としての志~』という曲を聴いて、ガッツをもらっていましたね。

── 基本的に音楽を聴くときは歌詞重視?

歌詞重視ですね。自分の気持ちに当てはまるような歌詞を聴いて鼓舞する方が、気持ちが上がるというか。

── セレクトを聴いていると、男臭い感じの曲が好きそうな。

そうですね。そういう曲の方がハートに訴えかけられる感じがバンバン伝わってくるので。他にもウルフルズさんの『笑えれば』とかいいですよね。ヤバくないですか? もうダイレクトに歌詞が胸に来て。本当そうだよなって噛みしめながら、テンションを上げたりしています。

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(※抽選・発送は5月下旬ごろとなり、遅れる場合があります)

撮影/高橋那月、取材・文/横川良明、企画・構成/藤坂美樹、ヘアメイク/山崎順子、スタイリング/添田和宏、衣装協力/ジャケット¥115,000、パンツ¥55,000/ともにカズキナガヤマ シャツ¥25,000/ワイ.オー.エヌ.(すべてスタジオ ファブワーク TEL:03-6438-9575) シューズ¥24,000/バーウィック(アースマーケティング TEL:03-5638-9771) メガネ¥44,000/アーレム(グローブスペックス エージェント TEL:03-5459-8326) その他スタイリスト私物
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