特集連載
さらさ/PIA SONAR MUSIC FRIDAYインタビュー
乾いたビートにアンニュイで詩的なボーカルをのせて、夢とうつつの間に立ち上る物語を編み上げていくシンガーソングライター、さらさが1stシングル「ネイルの島」をリリースした。R&Bやジャズからアブストラクトなダンスミュージック、またうって変わってフォークやブルースもシームレスに、軽々と行き来しながら新たな感性で作り上げるさらさの音楽は、同時に郷愁や哀愁を呼び起こすもので、世代問わず早耳のリスナーに注目を浴びている。
湘南出身の22歳。シンガーソングライターであり、アパレルのバイヤーとしてECサイトを運営し、また美術作家や写真家、フラダンサーといういくつもの顔を持ちながら、自身の審美眼、好きなものやマインドを形にしてシェアする彼女はまさにZ世代のクリエイターだ。“ブルージーに生きろ”を掲げ、しなやかにその音楽を発信するさらさ のルーツや思いを聞いた。