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音楽専門誌『ぴあMUSIC COMPLEX』連動企画

「ここにくるまで、長かった」SEVENTEENが「2023 MAMA AWARDS」の大賞を受賞。DAY2はZEROBASEONE、RIIZEら今年デビュー組のステージにも注目!

PMC編集部

第148回

SEVENTEEN (C) CJ ENM Co., All Rights Reserved

2023年11月28・29日、東京・東京ドームにて世界最大級のK-POPの授賞式「2023 MAMA AWARDS」が開催。本稿では「2023 MAMA AWARDS」DAY2・29日のレポートとパフォーマンス動画を順にまとめる。

今年「MAMA AWARDS」が掲げているコンセプトの「ONE I BORN」より、「一つになる準備はできていますか?」と呼びかけられ、ワールドワイドのアイコンATEEZが登場。「BOUNCY (K-HOT CHILLI PEPPERS)」のスパイシーでエネルギーにあふれるパフォーマンスと、人気俳優リュ・スンリョンとのコラボレーションで映画のようなステージを披露し、「Crazy Form」で2日目のオープニングを盛り上げた。

今年、注目の部門は「Best New Male Artist」だろう。昨年は大型女性グループのデビューが相次ぎ、ガールグループの年と言われていたが、今年はBOYNEXTDOOR、EVNNE、RIIZE、xikers、ZEROBASEONEというボーイグループが相次いでデビュー。激戦の中、同賞を受賞したのはZEROBASEONEだった。トロフィを受け取ると、PARK GUN WOOKが「人生で一度しかもらえない新人賞をもらえてうれしく思います」とファン、スタッフへの感謝を述べた。

一方の「Best New Female Artist」はtripleSが獲得し、この日欠席のため、ビデオメッセージで受賞の喜びを伝え、その後、同じく2023年デビュー組の女性グループEL7Z UPが「SNAP (MAMA ver.) 」を披露した。

パフォーマンスの賞「Best Dance Performance Male Group」「Best Dance Performance Female Solo」を発表。プレゼンターのパク・ギュヨンは、世界の音楽ファンの熱意を感じると語っていたが、激戦のラインナップの中、SEVENTEEN 「Super」、JISOO (BLACKPINK) 「FLOWER」がそれぞれ受賞した。

続いて、BOYNEXTDOORのパフォーマンスへ。“Knock on your heart”をテーマに、ポップでカラフルなステージからロックなステージへと展開していく、自身の二つの魅力を見せるベストなステージ。「One and Only」と「But Sometimes (MAMA ver.) 」の2曲で衣装も変わる。

「Favorite Dance Performance Male Group」に選ばれたTREASUREは、CHOI HYUN SUK「意味深い賞をありがとうございます」とスピーチをはじめると、マイクスタンドが高すぎたようで、メンバーがHYUN SUKをかついで「これからもがんばります。いつもありがとうございます」とスピーチを続ける、今年のMAMAで最も賑やかな受賞シーンに。

第1部の目玉ステージは、HUH YUNJIN (LE SSERAFIM) +XIAOTING (Kep1er)+Bada X Monika+MINNIE ((G)I-DLE)だろう。まずは、HUH YUNJIN (LE SSERAFIM) が「The Great Mermaid」、XIAOTING (Kep1er)「Snake」、Bada X Monika「CHIMERA」、MINNIE ((G)I-DLE)「LION」とリレーし、ラスト全員で「MAGO」を披露。“私たちは女神として目覚める”女性のパワーを表すコンセプトステージとなった。

第2・3部も多彩なパフォーマンスが続いた。まずは、RIIZEのステージからスタート。これが素晴らしかった。「WE ALL RISE」をテーマに、「Talk Saxy」「Siren」の2曲を披露するのだが、メンバーそれぞれの見せ場があり、それぞれの魅力とスキルを見せつける。もちろん背負う映像などもクールなのだが、メンバー個の魅力が一つになり、楽曲とダンスの魅力だけでRIIZEの魅力を凝縮したステージだった。2曲目「Siren」のスタート時にサプライズもあり、会場を盛り上げていた。

今年韓国デビューも果たしたNiziUは「Start to LOVE」をテーマに「HEARTRIS」を披露。とりわけ、華やぐキュートな魅力で会場を魅了し、NiziUのオフィシャルキャラクターNIZOOも登場し、ステージを盛り上げた。

「Best New Male Artist」を獲得したZEROBASEONEのステージにも注目が集まる。今年のMAMAは2023年デビュー組のボーイグループのステージが3組とも力が入っていたが、ZEROBASEONEは「In Bloom」「Take my Hand」「CRUSH」の3曲披露。氷の世界から、心を解きほぐすイメージか。エネルギッシュなステージだった。

LE SSERAFIM、TREASURE、(G)I-DLEのステージは、今のK-POPの層の厚さを感じさせる貫禄のステージばかり。



アワードのほうは、「Favorite Global Performer Female Group」は(G)I-DLE、「Best Male Group」はSEVENTEEN、「Favorite Global Performer Male Group」はATEEZ、「Best Female Artist」はJISOO (BLACKPINK)、「Favorite Dance Performance Female Group」はLE SSERAFIM、そして、「Best Male Artist」はJIMIN (BTS)へ。2023年の各部門、誰が獲ってもおかしくないラインナップの層の厚さと、MAMAのすばらしいパフォーマンスを前に、改めて、多彩なアーティストが増え、競争も激化しているように感じた。

そして、いよいよSEVENTEENが登場。2日間を通した大トリにふさわしい、東京ドームの巨大なステージを端から端まで、スケール感たっぷりのステージで魅了し、大賞の発表へとつなげた。


いよいよ、大賞の発表。まずは、「SAMSUNG Galaxy Artist of the Year」から。年間を通して活躍し、一気にグローバル人気を獲得し、旋風を巻き起こしたNewJeansが受賞。今年のMAMAは欠席だったが、「Ditto」が「SAMSUNG Galaxy Song of the year」を獲得し2冠を達成するなど存在感を示していた。

そして、「SAMSUNG Galaxy Album of the Year」はSEVENTEEN 『FML』へ。念願のMAMAでの大賞となる。
「SEVENTEENとして活動をしながら、果たしてこの賞をもらうことができるのか、何度も考えました。こうしてCARAT(SEVENTEENのファン)のおかげで、この賞をとらせてくれて、一生に一度もらえるかどうかのこの賞をいただくことができてとても幸せです。本当にありがとうございます」と受賞の喜びを語ったS.COUPS。

次々と感謝と喜びを語る中、WOOZIがこう語り出した。「ここにくる(大賞)まで、長かったです。僕たちは初めから偏見の目で見られたグループでした。「人数が多すぎるから売れない」とも言われた。ここまで活動して、こんな瞬間をCARATからいただくことができてとても感謝していますし、必ず約束します。最後まで、一生懸命に素晴らしい音楽をみなさんにプレゼントするチームになれるよう努力します。ありがとうございました」。

そして、SEUNGKWANが、アーティスト仲間、そして友人に向け「MAMAのステージの準備をしながら、また多くのアーティストのステージを観て、本当にリスペクトと感謝の気持ちでいます。今日、賞をもらった方ももらわなかった方も、ここにいる全てのアーティストの方たちはすばらしくて、たくさん学ばせてもらったと伝えたいです。私たちの職業は、簡単ではない、大変な職業です。お互いにエールを贈り、これからも活動していければうれしいです」とメッセージを贈った。

取材・文:PMC編集部

2023 MAMA AWARDS 受賞者一覧 DAY2 ※授賞式順

■Best New Male Artist
ZEROBASEONE

■Best New Female Artist
tripleS

■Best Dance Performance Male Group
SEVENTEEN 「Super」

■Best Dance Performance Female Solo
JISOO (BLACKPINK) 「FLOWER」

■Favorite Dance Performance Male Group
TREASURE

■Favorite Global Performer Female Group
(G)I-DLE

■Best Vocal Performance Group
AKMU 「Love Lee」

■Best Male Group
SEVENTEEN

■Best Vocal Performance Solo
パク・ジェジョン 「Let's Say Goodbye」

■Favorite Global Performer Male Group
ATEEZ

■Best Female Artist
JISOO (BLACKPINK)

■Best Dance Performance Male Solo
JUNG KOOK (BTS) 「Seven (feat. Latto) - Clean Ver.」

■Best Collaboration
JUNG KOOK (BTS) 「Seven (feat. Latto) - Clean Ver.」

■Best Female Group
NewJeans

■Best Dance Performance Female Group
NewJeans 「Ditto」

■Best OST
BTS 「The Planet (アニメ「BASTIONS」OST)」

■Best Rap & Hip Hop Performance
Agust D 「People Pt.2 (feat. IU)」

■Best Music Video
JISOO (BLACKPINK) 「FLOWER」

■SAMSUNG Galaxy Song of the year
NewJeans 「Ditto」

■Favorite Dance Performance Female Group
LE SSERAFIM

■Best Male Artist
JIMIN (BTS)

■SAMSUNG Galaxy Artist of the Year
NewJeans

■SAMSUNG Galaxy Album of the Year
SEVENTEEN 「FML」

<イベント情報>
『2023 MAMA AWARDS』

11月28日(火)・29日(水) 東京都 東京ドーム

【出演】
■11月28日(火)
&TEAM、Dynamicduo、ENHYPEN、INI、JO1、JUST B、Kep1er、Lee Young Ji、STREET WOMAN FIGHTER 2、TOMORROW X TOGETHER、東方神起(TVXQ!)、xikers、YOSHIKI

■11月29日(水)
ATEEZ、BOYNEXTDOOR、EL7Z UP、(G)I-DLE、LE SSERAFIM、Monika、NiziU、RIIZE、SEVENTEEN、TREASURE、ZEROBASEONE

関連リンク

2023 MAMA AWARDS 公式ホームページ(グローバル):
https://2023mama.com/

2023 MAMA AWARDS 番組サイト(Mnet Japan内):
https://mnetjp.com/mama/2023/