みの　僕はもう、Reiさんが出てこられた時からずっと聴いていまして。

Rei　本当ですか？

みの　はい。ブルース系のギタリストが久し振りに登場したと思って、すごくワクワク感を感じていたので、今回こうして道が交わってうれしく思います。

Rei　私もずっと、お会いしたかったです。共通の友達も多いですし。

みの　そうなんですよね。町田ギタリスト飲み会（笑）。コロナ禍も3年目に突入しますけど、この間の活動は、どんな感じでしたか？

Rei　ライブを休止している時期もありました。この逆境の中でも、精力的にライブできていたほうだと思います。2月にワンマンをやって、そこから弾き語りツアーがあって、年末にかけてはブルーノートを含むクラブハウスツアーもできましたので。

みの　小学校卒業まで、アメリカにいたんでしたっけ？

Rei　小学校の低学年ぐらいまでです。フランスに少し住んでいたんですけど、それからニューヨークに引っ越して。

みの　ロックやブルースの原体験、ファースト・コンタクトみたいなものって？

Rei　クラシック・ギターを4歳の頃からやっていたんですけど、学校にビッグ・バンドがあって、お兄さんお姉さんに交じって、そこで初めてブルーズを演奏するようになりました。デューク・エリントンとか、マイルス・デイヴィスとかのジャズ・ブルーズですね。

みの　面白いですね、その出発は。今回はカバーのイベントということなので、目玉となるのが、誰のどの曲をやるのかということだと思うんですね。アーティスト名だけでも、教えてもらうことは可能ですか？

Rei　もちろん。ベタベタなんですけど、クリームとジミヘン、あとビートルズもやります。私は、スニーカーオタクと『スター・ウォーズ』オタクとビートルズオタクが、世界三大めんどくさいオタクだと思っていて（笑）。もちろん敬意をこめての発言ですけど。

みの　（笑）。

Rei　だけどビートルズに関しては、オタクと公言できるぐらい詳しいつもりですし、大好きなんです。

みの　どの曲をやるのか想像もつかないけど、すごく楽しみですね。クリームとジミヘンも、ギタリストとしてのファンという方も多いと思うし、楽しみな組み合わせです。

Rei　クリームは、私がブルーズをより好きになるきっかけにはなったバンドなので、改めて洋楽の楽しさをプレゼンテーションするようなイベントなら、ぜひやりたいなと。

みの　Reiさんの作品からも、ブルースとかルーツ・ミュージックの香りはすごくするんだけど、サウンド・デザインがけっこうモダンだし、このイベントですごく原点に立ち返るような感覚があるんじゃないですか？

Rei　あります。みのくんも音楽活動をしていて考えるかもしれないけど、作品を制作するうえで、時代にチューニングすることを考えるし。ただただ焼き直しするために、音楽をやっているわけではないですから。でも、だからこそ、こういう自分の故郷を再確認できるような機会は貴重だなって。

みの　クラプトンとジミヘンだと、どっちの影響が強いですか？

Rei　同じくらいですね。ビートルズでもジョン派ですか、ポール派ですかって聞かれるじゃないですか。私は箱推しで、そのあたりを全体的に推しているので。

みの　60年代ロック箱推し、みたいな。

Rei　そうそうそう（笑）。

みの　ますます楽しみです。最後にReiさんから、動画を観てくださる方にメッセージをお願いできますか。

Rei　はい。私は、音楽を初めて聴いた時というのは、それがいつの時代の音楽であろうと、その人にとっては新譜だと思っているんですね。今回はいろんな世代の方に、お越しいただきたいです。音楽は本当に、時代も世代も超越しますし、きっと素敵な音楽のお祭りになると思うので、ぜひ遊びに来てください。

みの　素敵なメッセージをありがとうございました。「明日にかける橋 2022」のチケットは、チケットぴあで販売されていますので、皆さんチェックしてみてください。会場でお会いしましょう。

Text：鈴木宏和　PHOTO：吉田圭子

※ROYは2月9日(水)18:00公開

開催情報

「明日に架ける橋 2022」

日程：2022年2月23日(水・祝）17:00開場／18:00開演
会場：豊洲PIT
料金：全席指定6,000円
出演：GLIM SPANKY／Rei／ROY(THE BAWDIES)／伊吹文裕(ds)／鈴木正人(b)／西田修大(g)／ハタヤテツヤ(p)
MC：みのミュージック
※入場時ドリンク代必要
※未就学児童入場不可。
※開演開場時間は、場合により変更の場合あり
※新型コロナウイルス感染症の感染拡大をうけて、お客さまの安全・安心を考慮し、前後左右1席ずつ間隔を空けた座席の販売を実施させていただきます。
チケット発売中：
https://w.pia.jp/t/bridge2022/