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Hana Hope/PIA SONAR MUSIC FRIDAYインタビュー

16歳のシンガー・Hana Hopeが初インタビューで語った、音楽と向き合う決意とは?

特集連載

第38回

櫻井海音が最新のリリース楽曲からライブイベントまで、“いま聴くべき音楽”を厳選して紹介する『PIA SONAR MUSIC FRIDAY』から、番組連動インタビューを掲載。今回は、2月25日に待望のデビューシングル「Sentiment/Your Song」をリリースした16歳のシンガー・Hana Hope(ハナ ホープ)に、新曲や歌への思いについて話を聞いた。

もっともっと自分の可能性を広げていきたい

── 小さい頃から音楽は身近にありましたか?

はい。気がついたらずっと音楽を聴いている感じで、もう空気みたいというか、なくてはならないものですね。

── どういうものを聴いていたんですか?

いろいろなジャンルが好きで何でも聴いていました。両親も音楽が好きで、その影響が大きいんですけど、自然と70'sや80'sのものも聴いていました。

── 洋楽も邦楽も?

そうですね。日本のポップスは特にお母さんからの影響が大きいです。好きだったのは、矢野顕子さんの『ごはんができたよ(GOHAN GA DEKITAYO)』です。

── 自分で歌い始めたのも、自然に音楽をたくさん聴くようになってっていうところからですかね。

そうですね。とにかく歌うことが好きで、暇さえあったら家族の前で歌を披露していました(笑)。実際に多くの人を前にステージで歌わせていただくようになったときに、家族の前で歌っていたことがすごく役に立ちました。もちろん緊張感は全然違うんですけど、でもあんまり深く考えないようにして、それこそ家族の前で歌うときみたいにリラックスして楽しもうと思ってやりました。

── 本格的に音楽を勉強し始めたタイミングというのはあるのですか?

10歳くらいの頃に音楽のクラスに入ったんですけど、でもあんまり続きませんでした。2年くらいでやめちゃったんです。というのも、わたしはどう歌うのかっていうのを、自分で表現するのが好きなんだなって、そこで気づけたんですよね。こういうふうに歌いなさいって言われて、そのまま歌うのが苦手というか。

── なるほど。歌うということがきちんとHana Hopeさんの中に根を張っているというか、大切なものとしてあるんだなというのが伝わってくるエピソードですね。ちなみに、音楽以外で影響を受けたものってあったりしますか?

小説を読むのが好きです。違う世界に行ける感じがするじゃないですか。その感覚が、自分で詩を書くときの大切なインスピレーションのもとになっていたりしますね。あとは、子供の頃からよく軽井沢に行っていたんですけど、そこで自然に触れるとすごくリフレッシュできるというか、自分の感覚が元に戻っていくような感じがあって。そこは今、音楽をやる上でのベースになっているのかなっていうふうに思います。

── アーティストを目指そうと思うようになったのは、どんなきっかけがあったんですか?

家族の前で好きに歌っていたところから、だんだん友達の家族の前でも歌うようになっていって、そこからだんだんアーティストというものを意識し始めるようになりました。

── 楽器は?

小さい頃からピアノを習っていて、8歳からウクレレを始めたんです。それが結構フィットしたというか、すごく気楽な感じで弾けたんですよね。ウクレレを弾きながら歌うと音楽をより身近に感じることができるようになりました。

── 最初に本格的なステージで歌ったのが、2019年3月に行われた、YMO誕生40周年を記念したトリビュート・ライブ『Yellow Magic Children 40年後のYMOの遺伝子』でした。高野寛さんをはじめ、錚々たるメンバーの皆さんとのセッションでしたが、いかがでしたか?

もちろん緊張したんですけど、家族のみんながサポートしてくれたので、自信を持って歌うことができました。

── そのライブをきっかけに、ROTH BART BARONやTOWA TEIの楽曲への参加やTVCMでの歌唱など、様々な経験をされていくわけですけど、自分の中で歌への距離感というか関係性は変化していきましたか?

デビューする前から素晴らしいアーティストの皆さんに囲まれて貴重な経験を積むことができました。音楽がいかに大切なものかというのを自分の中で再確認もできましたし、いろんな音楽に触れることができたというのも、わたしにとっては大きいものでした。あとは、コラボレーションをさせていただく際に、歌詞を一度自分でしっかりと理解してから歌うというプロセスを、経験できたのもよかったです。もっと歌うことが楽しくなりました。

── そういう経験の中で、こういう歌を歌っていきたいなっていうのは見えてきましたか?

そこはまだ見えていないかもしれません。今はもっともっと自分の可能性を広げていきたいと思っていますね。

今を生きる人たちみんなにとって、同じように響く内容になっているんじゃないかなと感じています

── デビュー作となる「Sentiment」と「Your Song」の2曲についてお聞きします。まずは「Sentiment」からですが、この曲にはエレクトロ・ユニットBlack Boboiの皆さんが参加されていますね。レコーディングにも立ち会ってくれたということですが、何かお話はされましたか?

はい。お姉さんたちって感じで(笑)、すごく親しくさせていただきました。なので結構気楽にレコーディングできました。

── 最初に聴いたときはどういうイメージを抱かれましたか?

ノスタルジア。過去の記憶を思い出す曲で、強い印象が残りました。

── どういうことを意識して歌いましたか?

ミスティカルな感じというんですかね。不思議な感じを保ちつつも、楽しさを感じさせるようにというところは意識しました。

── 「Sentiment」って日本語で訳すと、〈感情〉っていう意味になるんですけど、同じような意味として、他にも〈emotion〉とか〈feeling〉ってあったりしますけど、その中でも〈sentiment〉っていうのはどういう感覚なんでしょうか?

何かに宿っている記憶を引き出すための感情っていう感じだと思います。曲自体がノスタルジアがテーマになっているので、それを引き出すっていう意味を込めて「Sentiment」というタイトルになっています。

── ああ、なるほど。ただの感情というよりも、記憶や思い出につながる〈通路〉みたいな意味合いがあるんですね。

そうですね。過去と今、未来が、まさに通路でつながっているようなイメージですね。

── そして「Your Song」は「Sentiment」とはタイプの異なる曲で、春が待ち遠しくなるワクワク感のある曲ですね。

「Sentiment」とは真反対というか、「Your Song」はアップビートで、おっしゃったようにワクワクする感じがありますよね。この曲では、違うわたしの声を出せる感じが好きなのと、アイゴンさん(會田茂一)のアップビートでポップな曲に、麦野優衣さんの歌詞が対比的な関係にあるところがポイントなんですよね。歌詞は決して明るいだけではなくて、困難な状況にある友人が、辛くて暗いトンネルを早く抜け出せるようにって願うような内容なんです。それはコロナの状況とも重なりますし、今を生きる人たちみんなにとって同じように響く内容になっているんじゃないかなと感じています。その歌詞と曲とのギャップがマッチしているというか、すごく面白いです。

── アップビートな曲っていうのも、実は珍しいんじゃないですか?

そうなんですよ。だから最初は少しだけ不安だったんですけど、でもさっきも言ったみたいに単純に明るいだけの曲ではないし、歌ってみたらすごく楽しい気持ちになるし、自分としても気に入っています(笑)。

── 「Sentiment」と「You Song」、それぞれに季節感がありますよね。

「Sentiment」は夏の夜を感じますよね。夏祭りの風景が思い浮かびます。

「Your Song」は夏や冬に行く前の淡い感じというか、曖昧な季節をイメージしました。

── そうした微妙な季節感や心情を歌で表現するときの難しさはどのあたりに感じますか?

やっぱり自分の感情がどう出せるか、歌の世界とリンクできるかという部分が一番難しいところですし、そこが一番楽しいところでもあります。だから歌詞は何度も読んで自分の中でイメージを膨らませます。あとはお母さんと一緒に歌詞について話をしたりします。

── 3月24日(木)には、渋谷クラブクアトロで開催されるイベントにオープニングアクトとして出演されることが決まっていますね。

はい。ステージは久しぶりですし、デビューしてから初ステージがこの日のライブになるので、すごく楽しみにしています。

── ステージで歌うときに最も気をつけていることは?

歌詞を忘れないようにしっかり覚えていくことです(笑)。

── ははは。確かに、それが一番大事ですね。これからの目標は?

とにかく自分らしく、いろいろな可能性を追求していけたらいいなと思います。

Text:谷岡正浩 Photo:吉田圭子

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リリース情報

2022年2月25日(水)配信リリース
ファースト・デビューシングル「Sentiment」&「Your Song」
https://linkco.re/GQmh4hhh

ライブ

CLAPPERBOARD -Enjoy the weekend!- vol.5
日程:3月24日(木)17:30開場/18:30開演
会場:渋谷クラブ クアトロ
出演:THE CHARM PARK/BREIMEN/マハラージャン/Hana Hope(Opening Act)
料金:3,800円(入場時ドリンク代が必要)
チケット発売中:https://w.pia.jp/t/clapperboard/

プロフィール

2006年生まれ。東京都出身。幼い頃から歌うことや曲作りが大好きで、11歳より日本や海外にてライブ・パフォーマンスを重ねる。生まれながらの絶え間ない好奇心と音感で独自に音楽を学び、音楽の情報をバイアスなく新旧織り交ぜてネットから得ている、まさにデジタルネイティブなZ世代。
ソロ・デビュー以前から多くのミュ-ジシャンよりボーカリストとしての依頼を受け、高橋幸宏、佐橋佳幸、細野晴臣、ROTH BART BARON、TOWA TEI、鈴木慶一、am8など錚々たるアーティストと共演。世代を超えた幅広いジャンルの曲を表現できる、新世代のフィーメール・シンガーである。
2020年には老舗レコーディング・スタジオ、音響ハウスの映画「Melody-Go-Round」に出演。同名のエンディング・テーマソングを飾る。2021年には、細田守監督の映画「竜とそばかすの姫」で声優デビュー。
そして、2022年2月25日。ファースト・デビューシングル「Sentiment」&「Your Song」をデジタルシングルとしてリリースした。

関連リンク

Hana Hope Litlink:https://lit.link/hanahope
YouTube:https://www.youtube.com/channel/UCv8yLmx8ckXPZrxJrTkAh0g
Twitter:https://twitter.com/hanahope_2022
Instagram:https://www.instagram.com/hanahope_official/
facebook:https://www.facebook.com/Hana-Hope-106394515294535

番組概要

放送局:J-WAVE(81.3FM)
番組名:PIA SONAR MUSIC FRIDAY
ナビゲーター:櫻井海音
放送日時:毎週金曜 22:30~23:00
番組HP:https://www.j-wave.co.jp/original/sonarfriday/
番組twitter:https://twitter.com/SONAR_MUSIC_813
ハッシュタグ:#sonar813
番組LINEアカウント:http://lin.ee/H8QXCjW