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【動画インタビュー】気になる!あの映画の“ウラ話” by.映画パーソナリティ 伊藤さとり

Vol.19『大阪古着日和』光石研&谷山武士監督 アドリブだらけの光石研に森田哲矢(さらば青春の光)からもツッコミも!?

第19回

(左から)伊藤さとり、光石研、谷山武士監督

映画パーソナリティの伊藤さとりが注目する最新映画のキャスト、監督、スタッフ等にインタビューする、東映チャンネルのオリジナル番組「伊藤さとりのシネマの世界」。

4月のゲストは、4月21日(金)に全国公開される映画『大阪古着日和』から、光石研さんと谷山武士監督が登場!

撮影ウラ話満載のインタビュー映像をお届けします。

古着を愛するお笑い芸人が恋と仕事の間で揺れ動く姿を綴ったコメディドラマ

『大阪古着日和』

YouTube発の人気ドラマ『東京古着日和』の舞台を大阪に移し、映画化された『大阪古着日和』。共通の“好きなもの(=古着)”で会話が盛り上がる、そんな古着好きの様子をただただ追いかけた三日間の物語だが、そこにはひとりの芸人の恋と仕事の狭間で揺れるちょっとほろ苦いストーリーも。

『大阪古着日和』

『東京古着日和』の谷山武士監督が引き続きメガホンをとり、「さらば青春の光」のコントなどを手がける放送作家・廣川祐樹が谷山監督と共同で脚本を手がけた。

主演は、人気お笑い芸人「さらば青春の光」の森田哲矢。映画初主演ながら“お笑い”でのパフォーマンスを、今回の映画での演技に全力でぶつけている。ヒロインのナナ役にはモデル、コラージュアーティストとして活躍する花梨、そしてナナの叔父役を名バイプレイヤーの光石研が演じる。森田や花梨との絡みは、さながら“さらばのコント”のような世界観となっているのも注目だ。

『大阪古着日和』

生まれは大阪・堺。職業お笑い芸人。名は哲矢(森田哲矢)。単独ライブで訪れた大阪での仕事の合間に立ち寄った店は古着好き、アメカジ好きにとって夢のような場所だった。あれも欲しい、これも欲しいと物欲で悶絶する哲矢だったが、ふとしたきっかけで店員のナナ(花梨)と意気投合。さらには、お店にナナの叔父である六(ロク:光石研)がやってきて哲矢と古着の奪い合いに。そしてナナを挟んで珍妙なつばぜり合いが巻き起こり……。

「光石さんがいらっしゃるから全部が成立するんです」(谷山監督)

『大阪古着日和』

── おふたりはそもそも『東京古着日和』でのお付き合いっていうふうに聞いてるんですけど、どういう企画からまず『東京古着日和』は生まれていったんですか?

谷山武士監督(以下:谷山) 「PEN」という雑誌があるんですけれども、そこでちょっと古着の動画を作ろうということになりまして、始まりはそこですね。僕も元々古着が好きでよく店を周っていたので。

それで「PEN」のプロデューサも古着が好きで、何かそういうものをやりたいなって言ってたんですけど、当時、多分もうユーチューブでも古着屋を周るようなチャンネルっていっぱいあったので、そこにいってももう勝てないなっていうのがあったので、なんとなくドラマ仕立てでやろうかって言ってしまった手前、こういう大きい話になったって感じなんですよね。

『大阪古着日和』

── そこから光石研さんが今度、六(ろく)さんというキャラクターになって、大阪での物語が今度映画になったってすごいですよね、これは。実際の古着屋さんも店主の方と光石さんみたいな役者さんが混じりあう物語っていうことですよね?

光石 はい。それは『東京古着日和』(配信)の頃からそういう作り方をしてて。それで僕も当初、どこまでが光石研でどこまでがフィクションか分からないようにきわっきわで、光石の私服なのか衣装なのか分からないような、そんなのが面白いなっていうお話をしてて。それでぜひ、そういう作り方をしたいんだって監督の方からもおっしゃってくださったので、なんかあれはそういう風な作り方をしてたんですよね。

それで今回はセリフも割と決まってて。前の『東京古着日和』はあんまりその辺はカチッと決めずに「まっ、こんなとこで」みたいな感じだったんですけど、割と今回は本もちゃんと書き込まれてて。でも俺は『東京古着日和』の感覚で行ってるからご迷惑かけたんですけど(笑)。

『大阪古着日和』

── 何なんですか、そのご迷惑って(笑)?

光石 森田さんと絡むときに一生懸命こうちょっかいを出してね、アドリブをちょっと入れたりして。

── 森田さんは映画初主演なんですもんね。だからセリフ覚えるのも多分大変だったから、アドリブがたくさんって……。

光石 だから、そういうことやっちゃいけないって……。それで俺が来たら、ちゃんとした俳優さんだと思って森田さんは対峙しようとしたのが、それがもう全然真面目じゃないから(笑)。

── 「あれ? 台本にない」って?

光石 そう。「アドリブだらけじゃないですか!」ってなんか怒ってらっしゃいました。でも、僕はもう個人的には撮影が本当に楽しくて。

『大阪古着日和』

── 行ってみたくなりました、あの古着屋さん。あそこって有名なんですか?

谷山 大阪の出てる3つはもう本当に有名で、名店と言いますか。多分大阪の古着界隈で知らない人はいないっていう感じのいいお店が出てますね。だから多分お店の方もなんかこうキャラが立ってるというか、絵になる方たちが出てくださって。東京でやってるときもそうなんですけど。でも、先程おっしゃってましたけどやっぱり光石さんがいらっしゃるから全部が成立するんです。本当に!

光石 いやいや、そんなことはない。

谷山 だから相手は演技経験がなくても光石さんが対峙して対応するともうひとつの芝居のようになりますし、もちろん大阪でも。出てくださるお店の方とかはみんな不安なんですよね。演技なんかしたことないし。

一応ちょっとセリフがあったりして、どうしたらいいんだろうっておっしゃるんですけど、「いやいや、光石さんがいて光石さんに合わせてもらえたらたぶん成立するんで」ってやったらやっぱりうまくいくんですよ。だから本当にもう光石さん様様なんです。

『大阪古着日和』

光石 いやいや、本当にお店の人に「普段通りでお願いします」って言ったら大概皆さんできるんですよね。「いらっしゃいませ」って言って「どうぞどうぞ、見ていってください」とかっていうことは自然におっしゃいますから。それで、今回はどうだったんですか? 森田さんとあの店主の方の会話はある程度決まってたんですか?



インタビューでは気になる森田さんと古着屋さんとの会話シーンのエピソードのほか、光石さんが考える“本シリーズの日本全国展開!?”ついても語って頂きました。さらに、東映チャンネル本編では、光石さんと谷山監督の好きな東映作品も教えて頂きました。ぜひあわせてご覧ください。


『大阪古着日和』
4月21日(金)公開
(C)2023 TT BOOKS & FILMS

Vol.19『大阪古着日和』光石研&谷山武士監督にインタビュー!

データ

「伊藤さとりのシネマの世界 Vol.55」『大阪古着日和』放送日時
2023年4月16日(日)18時20分~18時30分
https://www.toeich.jp/information

東映チャンネル公式サイト
https://www.toeich.jp/