【動画インタビュー】気になる!あの映画の“ウラ話” by.映画パーソナリティ 伊藤さとり
Vol.46『ブルー きみは大丈夫』ケイリー・フレミング 劇中では大好きなテイラー・スウィフトのことを語るシーンも⁉
第46回
ケイリー・フレミング、伊藤さとり
映画パーソナリティ・伊藤さとりのYouTube番組「新・伊藤さとりと映画な仲間たち」。
新作映画の紹介や、完成イベントの模様を交えながら、仲良しの映画人とゆる~い雰囲気の中でトークを繰り広げます。他ではなかなか聞き出せない、俳優・監督たちの本音とは?
今回は現在公開中の映画『ブルーきみは大丈夫』からケイリー・フレミングさんが登場。撮影秘話やプライベートについてなど、たっぷりとお話いただきました。
映画人たちの貴重な素顔をご堪能ください。
ジョン・クラシンスキー監督が描く孤独な少女の冒険

子供のとき、おままごとやひとり遊びの時に作り出した空想の友達が、もしも大人になった今でも、そばであなたを見守ってくれているとしたら……。本作は、そんな独創的な発想から生まれた、孤独な少女と、子供にしか見えない“もふもふ”ブルーの物語。
『クワイエット・プレイス』シリーズのジョン・クラシンスキーが監督を務め、『フリー・ガイ』のライアン・レイノルズ、『ウォーキング・デッド』のケイリー・フレミングらが出演する。想像力豊かな子供だけが見える“空想の友達”のもふもふブルーの声をスティーヴ・カレル、日本語吹替版では宮田俊哉(Kis-My-Ft2)がそれぞれ担当する。

幼い頃に母親を亡くした 12 歳の少女ビー(ケイリー・フレミング)は、ある日、おばあちゃんの家で、”子供にしか見えない不思議なもふもふ“ブルーと出会う。ブルーが友達だった子供はもう大人になって彼の事を忘れてしまい、居場所が無くなったブルーは、もうすぐ消えてしまう運命に。少女は、大人だけどブルーが見える隣人の男(ライアン・レイノルズ)の力を借り、ブルーの新しいパートナーになってくれる子供を探すのだった。
「撮影で一番大変だったのは笑わないようにすることだったかな」

── ようこそ日本に来ていただきました。この映画が日本で公開されるということで今どんなお気持ちですか?
ケイリー・フレミング(以下、ケイリー) みんなに観てもらうのがとても楽しみ。気に入ってもらえるといいな。
── 初めて出来上がった映画を観た時はどう思ったんですか?
ケイリー 実は観たのは最近なの。1か月くらい前かな。初めて観たときはちょっとショックで、消化するのに3回くらい観たんじゃないかな。
── 私は号泣しちゃって大変でした。
ケイリー 私もよ!

── 私も女の子の娘がいるから本当に自分ごとになっちゃって大変だったんですけど、ジョン・クラシンスキーさんが今回監督で、パパも演じていましたけれども、一緒にお仕事してどうでしたか?
ケイリー ジョンは最高よ。大好き! 尊敬しているしロールモデルでもあるの。世界最高の監督よ。一緒に仕事ができて本当にラッキーよ。本当にかわいくて心温まるシーンをたくさん共有できたわ。そうじゃない、かわいくないシーンもあるけどね(笑)。 知り合えてよかったし、尊敬する彼が私を選んでくれたことに感謝しています。
── 病室のシーンで驚かせたりするようなところがいっぱいあったんですけど、あれは脚本に初めから書いてあったんですか?
ケイリー 書いてあったと思うわ。アドリブもあったけどね。ライアンと(空想の友達)“イフ”に面接する場面はアドリブばかりだった。全部ライアンのアドリブだけどね。私はただライアンを見て笑っていただけなの。
だから映画をよく観ると私が笑っているのが見えるのよ。だってずっと真顔でいられないんだもの。でも、それで大丈夫だったの。撮影で一番大変だったのは笑わないようにすることだったかな。でもそれが良かったの。映画に活かされていたわ。

── ライアン・レイノルズがチャーミングなキャラクターでしたけど、共演して特にどんな思い出がありますか?
ケイリー そうね、ずっと笑っていたわ。たくさんあるけどお気に入りのひとつは道を歩いている場面で、踊っているような感じで階段を上っていくところ。耳をすますと私たちが何を話しているか分かると思うんだけど、ブレスレットの話をしていたんだったかな。
彼が「あのブレスレット全部つけていたの?」って聞いてて、私は「うん、そうだよ」って言っているんだけど、それって実はテイラー・スウィフトの話なの(ライブでファン同士が友情の証として交換し合うブレスレット)。
私がいつもテイラーの話をしていて、テイラーのことが大好きだからそれが映画に入っているのがすごいクールでしょ。そんな感じでテイラーのことで絆を深めていたの。それが思い出のひとつかな。

── えー! それ聞くとさらにもう一回観ると面白いですね。
ケイリー ぜひ観てみて! 観るたびに良くなるの。毎日撮影現場にいて、起きることを全部知っていたにもかかわらず観るたびに新しいことに気付くの。
── イマジナリーフレンドとの共演がいっぱいあったじゃないですか。特にイマジナリーフレンドの家の中に入るシーンとかも圧巻だったんですけど、演技するのが大変だったかと思います。どんな思い出がありますか?

ケイリー 撮影が始まったときは何が起こるか予想もつかなかったから、どんな感じになるのか不安だった。ポールやテープ、テニスボールなんかを相手に演技をするのかなって思っていたんだけど、ありがたいことにジョンはそんなことしたくないって。
それで“イフ”に見立てた役者を準備してくれたの。私は相手のセリフが分かっているし、うまくやりとりできたわ。パペットやぬいぐるみ、段ボールの切り抜きを使うこともあって、ジョンがそれを動かしながら声をあててやった時は本当に笑えた。それに何もない時でも“イフ”がどんな姿なのかはいつも分かっていたから大丈夫だったわ。
ジョンはVFXのアップデートがあるとすぐに私に見せてくれて、開発中のものを見ることができたの。でも、彼は完全に完成するまで映画を観せたがらなかった。だから待たされたけど、その価値はあったわ。
このほかケイリーさんのおススメ映画やプライベートについてなども教えていただきました。続きはぜひ動画全編でごご覧下さい!
『ブルーきみは大丈夫』
公開中
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データ
YouTubeチャンネル「新・伊藤さとりと映画な仲間たち」
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『ブルー きみは大丈夫』公式サイト
https://blue-movie.jp/