【動画インタビュー】気になる!あの映画の“ウラ話” by.映画パーソナリティ 伊藤さとり

Vol.67 「どの役にもいつも自分自身が反映されています」『プシュパ 君臨』アッル・アルジュン&ラシュミカー・マンダンナ

第67回

 (左から)伊藤さとり、アッル・アルジュン、ラシュミカー・マンダンナ

映画パーソナリティ・伊藤さとりのYouTube番組「新・伊藤さとりと映画な仲間たち」。

新作映画の紹介や、完成イベントの模様を交えながら、仲良しの映画人とゆる~い雰囲気の中でトークを繰り広げます。他ではなかなか聞き出せない、俳優・監督たちの本音とは?

今回は、現在公開中の『プシュパ 君臨』で夫婦役を演じたアッル・アルジュンとラシュミカー・マンダンナが登場!

映画人たちの貴重な素顔をご堪能ください。

『バーフバリ』『RRR』を超えて、インド映画史上No.1メガヒット!

(C)Mythri Movie Makers 2024

本作は、『バーフバリ』『RRR』を超え、インド映画史上No.1ヒットを記録したアクション。密輸業で頂点にのし上がり政治に手を伸ばす男と、彼への復讐に燃える警視の争いが、政府や警察を巻き込む戦いへ発展する様を描く。監督は、『ランガスタラム』のスクマール。出演は、アッル・アルジュン、ファハド・ファーシル、ラシュミカー・マンダンナら。

かつて底辺労働者だったプシュパは、南インドの高級木材の密輸で組織の頂点にのし上がる。政治の中枢に手を伸ばそうとする彼に、かつて屈辱を与えられた警視シェーカーワトが復讐を企て、動き始める。争いは政府と警察を巻き込んだ戦いへ発展する。

「プシュパは多くのインド人女性にとって理想の夫。現実の彼(アッル)も同じです」(ラシュミカー・マンダンナ)

(C)Mythri Movie Makers 2024

アッル・アルジュン(以下、アッル) コンニチハ。

ラシュミカー・マンダンナ(以下、ラシュミカー) コンニチハ。

── アッルさんは日本語をお勉強されているんですよね。

アッル この映画に日本語のセリフが少し入っているだけですね。コンニチハ。ニホンノトモヨ、ゲンキカ?(劇中のセリフ)(笑)

── すごいですね。ラシュミカーさんは2度目の来日ですね。

ラシュミカー はい。2回目です。日本が大好きです。(手でハートマーク)

アッル (手を顔の横にあて、ハートマーク)日本では、みんなやっていますよね。

── やっていますね。私は『プシュパ』でこれ(劇中で出てくる決めポーズ)を覚えました。

ラシュミカー (笑)

(C)Mythri Movie Makers 2024

── いままでこれが1回だったのが今回2回になりましたよね。

アッル (ジェスチャーしながら)これね!(笑)

── 2作目の話を聞いたときはどうでしたか?

アッル これは本当に偶然でした。最初は映画を1本撮る予定だったんです。でも、内容がとても多いことに気づきました。その結果、2本撮ることになったんです。 1作目の『プシュパ 覚醒』はコロナ禍に撮影していました。2作目の『プシュパ 君臨』はさらに大きな挑戦です。この5年間、ずっとラシュミカー・マンダンナと撮影してきました。

── ラシュミカーさんは今回のパート2の脚本を読んだ時はどう思われたんですか?

ラシュミカー スクマール監督は脚本を渡してくれません。流れの中で撮影するので、とても刺激的です。先が分からないから、とても刺激的でした。常に100%集中しないといけません。その瞬間に、完全に入り込めている感覚になります。その瞬間に集中することで、結果的にベストを尽くせるんです。すごく刺激的でした。

── 脚本がないってすごいですよね。

アッル スクマール監督はいつもアイディアを変えてきます。

── はっ⁉

アッル 次々とですね。

── 日本じゃほぼありえないですね。

アッル いや、世界のどこにもないですよ。インドだけですよ。

── アクションも最高、ダンスも最高、それでいてドラマティックなところも最高でした。

アッル ほかのインタビューでも言っていますが、若い人たちと踊るのが、だんだん大変になってきました。もう若くないですね。白髪も増えてきました。

── お祭りのところのダンスシーンは相当大変だったんじゃないですか?

アッル あのシーンは3ヶ月かけて撮影しました。毎日サリーを着ていました。

ラシュミカー 煙や色、ジュエリー、すべてが圧倒的でした。本当にすごいです。

アッル メイクに2時間半かかりました。とても大変です。

ラシュミカー あと、ダンスも印象的でした。あの独特なダンスとステップです。あのダンスは、とても攻撃的で力強いです。でも同時に、とても優雅です。普通の商業向けの曲とは比べものにならないくらい難しいです。前から何度も言っていましたが、あれは彼にしかやり遂げられなかったと思います。映画の中でも、特にお気に入りのシーンのひとつです。本当にすごいです。

── 本当にかっこよかったですよ。

ラシュミカー カッコイイ。

アッル アリガトウ。

(C)Mythri Movie Makers 2024

ラシュミカー 次は、もっと日本語を勉強します。

── ぜひ来てください。

ラシュミカー 頑張ります。

── おふたりは『プシュパ』で2度共演されていますけど、お互いをひとことで例えるとしたらどういう方だと思いますか?

ラシュミカー パワフルです。

アッル 素晴らしい!

ラシュミカー 一緒にいて“かわいい”です。

アッル 日本語をたくさん知っているね。

ラシュミカー アニメを見て、日本語を覚えました。

── どういうアニメを観ているんですか?

ラシュミカー 最近は『WIND BREAKER』や『呪術廻戦』を観ています。あと『鬼滅の刃』ね。『君の名は。』という映画があって、あと『NARUTO -ナルト-』も大好きですね。一番のお気に入りですね。『NARUTO -ナルト- 疾風伝』。

── プシュパという旦那さんは、私の理想でもあるんですよ。

ラシュミカー 彼は、多くのインド人女性にとって理想の夫なんです。でも、現実の彼も同じです。実際に接していていて、理想の夫だと感じます。なので、私たちは誇りに思っています。

アッル この部分は結婚するまでカットですね(笑)。

── 役どころと似ているところは?

アッル 役には、必ず自分自身の一部が入ります。役柄が自分とはまったく違うこともありますが、解釈するのは自分自身です。だから、どの役にもいつも自分自身が反映されています。

(C)Mythri Movie Makers 2024

── ラシュミカーさんもご自身が演じたシュリーヴァッリに共感するところはありますか?

ラシュミカー 彼が言った通り監督が私たちのために書いてくれた役が一番しっくりくると思います。どの役にも、私たち自身が少しずつ反映されています。そのキャラクターは、夫にとって理想的な妻像だと感じています。本当に美しい関係性だと思います。私自身の人柄と、そのキャラクターの人柄が重なっているということです。この役を演じられたことに、とても感謝しています。

── この夫婦のキャラクターが本当にチャーミングだからずっと映画を観ていられると思ったんです。

アッル 彼女のおかげで、私たちはとてもやりやすかったです。彼女のおかげで、監督も僕も安心できました。

ラシュミカー むしろ逆で、安心して演じられたのは皆さんのおかげです。現場での彼のふるまいもそうでした。撮影現場でとても落ち着いていられたんです。彼と一緒に仕事ができたことが最終的に今日の結果につながっています。 彼女が今の彼女でいられるのは、周囲の人たちのおかげなんです。もちろん、監督は私たちを正しい方向に導いてくれました。そうしたすべてがあったからこそ、私にとってこの役を演じるのはとてもやりやすかったんです。

アッル すごくうれしいです。ちょっと照れますが、ほかのインタビューでも言っているんですけど、みんなから相性がとてもいいと言われました。すべてラシュミカーのおかげだと言いました。彼女のおかげで、監督も私もとても安心して現場に臨めました。プロフェッショナルで優しい人たちと仕事をすると良い作品になります。

動画ではほかにも、おふたりのおススメ映画などについてもお話していただきました。ぜひあわせてご覧ください。

Vol.67 『プシュパ 君臨』アッル・アルジュン&ラシュミカー・マンダンナ

データ

YouTubeチャンネル「新・伊藤さとりと映画な仲間たち」
https://www.youtube.com/channel/UCVYlon8lP0rOJoFamEjsklA