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BOYSぴあSelection 第60回 NOA

NOA「暗闇の先には、必ず光照らされるときがやってくる」

全1回

特集

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どんな人にも必ず「原点」がある。

初めて夢を見つけた場所。悩み苦しみながら過ごした場所。一生の仲間ができた場所。「原点」こそが、その人の人生の礎となっている。

アーティストのNOAの「原点」は5歳。人生を変えた、1本の映画だった。そこから始まるNOAの夢物語。長い暗闇の中で、出口もわからず彷徨い歩いた時期もあった。

けれどその先には、必ず光照らす道が待っている。5歳の頃からの夢を叶えたNOAは、自ら切り開いた光の道を、まっすぐに突き進んでいく──。

── 「原点」という言葉を聞いて、NOAさんが思い浮かべるものはなんですか。

5歳のときに観た映画『ハイスクール・ミュージカル』ですね。あの映画を観て、単に真似したいというだけではなく、自分も歌って踊って表現したいという欲が生まれた。『ハイスクール・ミュージカル』は、僕の原点。今でも観ると初心に戻ります。

── 当時から歌や踊りが好きだという自覚はあったんですか。

ありましたね。小さい頃から常に洋楽が流れているような家で、ハウスとかジャズとかポップとか、ジャンル問わずいろんな音楽を聴いていました。マイケル(・ジャクソン)とか、自分の好きなアーティストの真似をしたり。家でよくハウスパーティーみたいなことをしてたんですけど、そのたびにお母さんの友達の前で踊ったりして。

── じゃあ子どもの頃から人前に出たり、注目されたりするのは好きでしたか。

好きでした。当時は人見知りがゼロだったんで、人に話しかけるのも平気でした。

── クラスでも中心にいるような。

学級委員長とかクラブ長とか常に自分から積極的にやっていて。物事を変えたりするのが好きだったんですよ。だから、今となっては本当になぜかわからないですけど、校長先生と1回給食を食べたりもしました(笑)。

── なぜそんな展開に(笑)。

学校のこういうところを変えたいんですよねみたいなことをよく言ってて。それで、僕から校長先生と一緒に給食が食べたいですという話をしたら実現してくれたんですよ。今となっては、どんな提案をしたとか全然覚えていないけど、わりとそういうことをしたがる子どもでした。

── 小さい頃に親御さんから教えてもらったことで、今でも残っているものと言えばなんですか。

人に対する礼儀ですね。謙虚さを忘れないようにとか、何かしてもらったらちゃんとお礼をしなさいとか、そういうことは厳しく言われて育ちました。全部今の仕事に欠かせないことなので、今となってみれば小さい頃からしっかり教えてもらって良かったなという感じです。

── NOAさんは12歳でお母様と一緒に韓国で暮らしはじめます。そう考えると、特にお母様からの影響は大きかったのかなと思うのですが。

大きいですね。お母さんとはすごい仲が良くて、今でも友達感覚でなんでも話しちゃう。韓国に渡るときも、きっとお母さんの中では不安もあったと思うんです。でもそれを僕にまったく見せなかった。尊敬しているし、今もいろんな場面で支えてもらっている。僕の中で、お母さんはヒーローなんです。

── 12歳で韓国に行くこと自体、なかなかできない決断です。

あの頃は良くも悪くも先のことを考えてなかったので。不安よりも、シンプルにやってみたいという欲の方が大きかった。今だったら、25歳までにこれができていないといけないとか、いろいろ考えちゃうと思うんですけど、12歳だったからこそ何も考えずに行けたのかなと。

── じゃあ、日本から離れるときも特に泣いたりはせず。

地元の友達と離れることに寂しさはありましたけど、泣きはしなかったです。あ、でも1回だけ泣いたことがありました。

── おお。いつですか。

韓国に行って1年経つか経たないかくらいの頃に、日本に一時帰国したんですよ。そのときにまた韓国に行くのが嫌で泣きました。当時はまだ韓国に慣れきってはいなくて、慣れ親しんだ日本の良さを味わえば味わうほど、戻りたくないって気持ちになった。で、韓国に発つ日にすごい泣いて。ホームシックで泣いたのはその一度きり。親もさすがにちょっと驚いていましたね。

YGのオーディションは、聖地巡りみたいな気分でした(笑)

── 韓国に渡って1ヶ月後、美容院でスカウトをされ、夢への道が開けました。

韓国に行ったのもBIGBANGさんに対する憧れが大きくて。最初は現地でレッスンを受けて実力をつけてからオーディションを受けようと考えていたんです。そしたら、美容院のヘアメイクさんがYGエンターテインメントの方につないでくださって。まさかこんなに早くにBIGBANGさんの所属するYGのオーディションを受けられるなんて思ってもいなかったんですけど、このチャンスを絶対に逃したくないと思って、迷わず挑戦しました。

── オーディションは何をしたんですか。

BIGBANGさんの曲やSE7ENさんの曲を踊りました。今でも覚えているのが、YGのビルに着いたとき、今までBIGBANGさんのドキュメンタリーで見ていたような景色が広がってて。シンプルにファンとして聖地巡りしてるような気分になっちゃって、興奮と緊張と混じり合ってよくわからない感じでした(笑)。

── そして、日本人初のYGの練習生に。きっと私たちの想像が及ばないような世界だったと思うのですが、いかがでしたか。

最初は普通に怖かったです(笑)。WINNERさんやiKONさんが練習生でいらっしゃって。同い年の子は1人だけ。あとはみんなお兄さんという環境で。みんなノリが良くて、「ちょっと歌ってよ」とか「ちょっと踊ってよ」ってすごい言ってくるんです。僕はそれが嫌で、その頃から人見知りを発動するようになりました(笑)。

── そこで性格が変わったんですね(笑)。

ですね(笑)。でも、そんな僕にみなさんすごく優しくしてくれました。当時はまだほとんど韓国語も喋れなくて。翻訳機を使ってコミュニケーションをとってたんですけど、伝えたいことを100伝えきれないようなもどかしさは常にありました。でも、その悔しさがもっと喋れるようになりたいという欲につながったので、それはそれで良かったのかなと今は思います。

僕のテーマソングは、デビュー曲の「LIGHTS UP」

── 韓国で夢を追い続ける日々の中で、悔しさや挫折を味わったことはありますか。

いちばんは、やっぱりなかなかグループでのデビューが決まらなかったこと。何度かデビューするかしないかみたいなタイミングはあったんです。でも、そのたびに最終的にダメになって…というのが続いて。じゃあ、どうやったらデビューできるかをみんなで話して。こうなったら自分たちで事務所の人たちに認めさせるくらいの曲をつくるしかないという話になったんです。

それが15歳のとき。そこから本格的に曲をつくるようになって、すごくいいねと言ってもらえる曲もあったんですよ。そのときはやっとこれでデビューできると思ったりもしたけど、最終的にはデビューには至らなくて。すごく悔しかったし、今この曲を出したいのにってもがいていた時期でもありました。

── そんなままならない状況の中で、萎れそうになる気持ちを支えていたものはなんですか。

やっぱり好きという気持ちですね。好きなことをやっているから、なかなか未来が見えない中でも前向きに頑張れた。ただ、最終的にはそういうデビューするしないの繰り返しの中で、どんどん自分の熱も冷めていって…。

そんな頃、ソウルでONE OK ROCKさんのライブを観て、こんなにも海外で活躍されている日本人がいるんだという驚きと共に、自分も日本人として日本から世界に発信していきたいという新たな目標ができた。それが18歳のときで。ちょうど作詞作曲もできるようになって、自分ひとりでもっと試したいという欲も生まれていた時期でもあったので、日本に帰ろうって、わりとすっと決断できました。

── NOAさんって決断力がありますね。

いや、むしろ優柔不断と言えば優柔不断ですね。

── 全然そうは見えないです。

コンビニとかでもよく4分ぐらいお菓子売り場の前で悩んでます(笑)。

── それは何で悩んでるんですか。

うすしおか、のりしおか(笑)。本当に優柔不断で、怪しまれるぐらいずっと悩んでいます。

── じゃあ友達とご飯に行ってもなかなかメニューを決められないタイプですか。

そうですね。だから最近はもう友達が頼んだのを食べてます(笑)。

── 韓国での6年間で学びになったものはなんですか。

練習生になったときから、世界を目指すという考え方を身につけられたのは大きかったなと思います。世界を照準に置くことで、練習の仕方も、物事の考え方も変わってくる。まさに自分の基礎となるものを学べた時間でした。今も世界で活躍できるアーティストになりたいという想いで活動しています。そう思えるのは、やっぱり10代の頃から韓国で頑張ってきたからなのかなって。

── では、そんなNOAさんの人生のテーマソングを1曲挙げるとしたら?

自分の曲でもいいですか。

── もちろんです。

やっぱりデビュー曲の『LIGHTS UP』ですね。暗闇の中を歩くような日々もあったし、もうダメなんだろうなってあきらめかけたときもあったけど、必ずその先には光照らされるときがやってくる。僕はそう信じています。でも、時々、自分でも忘れそうになるので、自分自身に言い聞かせたいという意味でも、この『LIGHTS UP』が僕のテーマソングなのかなと思います。

── 韓国で経験した、先が見えない暗闇の時期も、今の自分の糧になってると思いますか。

そうですね。韓国にいたときとかは絶対韓国でデビューするという夢を持ってやっていたので。当時の自分からしたら、日本に戻ってきたことをあきらめたように感じちゃう部分もあると思うんですけど。今の自分はこうして楽しくお仕事をさせていただいているので、努力した分だけ実ることはあるんだと実感しています。

女の子に呼び出されたら、夜中でも車で駆けつけます

── では、ここからは1stアルバム『NO.A』にちなんでNOAさんの素顔を聞かせてください。『Bad At Love』で「なんてMESSAGE送れば」という歌詞がありましたが、気になっている子に連絡するとき、どんなメッセージを送りますか。

(照れ笑いを浮かべて)なんだろうな〜。一旦、共通の趣味を探すと思います。映画だったり、美術館だったり、一緒に行けるものだったら、それを口実に誘えるんじゃないかな。

── 映画は他の人と一緒に観られますか。

正直に言うと、1人で観たいです(笑)。本当に好きな映画だと、友達と行く回と1人で行く回の2回行ったりします。だから、もし気になる子を誘うなら先に自分で1回観に行くかも。で、面白かったら誘うし、面白くなかったら誘わない(笑)。

── 好きな子と一緒に観たい映画を教えてください。

マーベル映画が大好きなので、一緒に観て、「さっきのカッコよかったね」ってテンションが上がってくれたらうれしいです。

いちばん好きなのは『Begin Again』(邦題は『はじまりのうた』)という映画なんですけど、好きな子と一緒に観るのには向いていない結末なんですよね…(笑)。

── 『To Be Honest』では今の恋人とうまくいっていない友達に向けて自分を見てほしいと歌っています。NOAさんは気になる友達が恋人とうまくいってなかったらどうしますか。

強引に僕の方がいいよとは言わないですけど、あまりにもしんどそうだったら、『しんどくない方法もあるんじゃない?』って提示はすると思います。もちろんそれが自分だとは言わずにですけどね。やっぱり最終的な決断は相手に任せた方がいいので。

── じゃあ、「俺にしとけよ」とか言ってバッグハグしたりは…?

しないです(笑)。でも好きだったらやっぱりほっておくことはできないので、ケアはすると思います。

── 弱っている女の子から夜中に急に呼び出されたら?

そのときの好き度にもよりますけど、たぶん行っちゃうんでしょうね。すぐに車で駆けつけると思います。

── 『Highway』はドライブにぴったりのナンバー。NOAさんはドライブに行くならどこに行きたいですか。

最近友達とドライブによく行くんですけど、行き先がパターン化してきちゃっているので、あんまり行ったことのない場所、今だったら横浜とかに行ってみたいです。

── ドライブ中はどんな音楽をかけますか。

ジャンル問わずですけど、K-POPとか、インディーポップとか、洋楽中心で、気持ちいい系の曲をかけますね。

── 『Just Feel It』は一人称が「俺」でした。一人称が「僕」の歌とでは、やはり歌い方や気持ちの入れ方が変わったりしますか。

「俺」のときはちょっと強めな感じにはなりますね。普段、自分で書くときは「俺」とはあまり書かないので、歌詞に「俺」ってあったら、そこの1行は僕じゃない可能性が高いと思います(笑)。

── 普段の会話では「俺」派? 「僕」派?

友達の前では「俺」ですけど、家族とかインスタライブでは「僕」です。

── その「僕」にたまに「俺」が混ざるところにキュンとします。

って、よくファンの方にも言われます(照)。

── 『It Ain't Over』は終わりなんて決めさせないというメッセージがつまった曲です。これまで「もう終わりだ」というピンチに直面した経験はありますか。

作曲データをハードディスクに入れてるんですけど、データ移動中に僕が押し間違えて、1回全部飛んだことがあります。バックアップもしてなかったので、そこに入っていた曲とはもうそれでバイバイっていう…。

── その経験から学んだ教訓は?

バックアップはしましょう(笑)。あと、すごく焦っていたときに押し間違えちゃったので、何事も冷静にですね。

── 『Lonely Hearts』は孤独を抱える人に手を差し伸べるような歌です。NOAさんは、人は孤独だと思いますか。それとも孤独じゃないと思いますか。

孤独だと思いがちですけど、孤独ではないと思います。孤独だと思うことは僕にもあるけど、そういうのって自分で思い込ませてる部分もあったりするんですよね。ちゃんと冷静になれば、周りには人がいっぱいいる。孤独から抜け出すのって時間がかかるように思うかもしれないけど、方法さえ見つければ意外とすぐで。その方法というのが、日頃から目の前の人たちを大切にすることなのかなと思います。

── 『Ticket』は大切な人との別れの夜を歌ったナンバーです。NOAさんの忘れられない夜の思い出を教えてください。

3日前に(綱)啓永くんと(森)愁斗の3人で念願のディズニーに行ってきました! 制服ディズニーをやことがなかったので、1回やってみようって。本当はブレザーを一式揃えたんですけど、暑かったので上はカーディガンにして。「ベイマックスのハッピーライド」というアクションが人気で、夜、そこに行くと、すごい人だかりができてて、みんなで一緒に踊ったりしてるんですよ。すごく楽しくて、めちゃくちゃいい思い出になりました。

アルバム情報

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撮影/友野雄、取材・文/横川良明、企画・構成/藤坂美樹、ヘアメイク/大塚芙美恵、Yui Suzuki、スタイリング/菅沼愛