BOYSぴあSelection 第6回 白洲迅
白洲迅 Part1「コメディーは本気で演じるからこそ笑ってもらえる」
全2回
PART1

『ぴあ』がセレクトする今が旬♡なイケメンに、今ハマっていることや恋愛のこと、仕事観を聞いちゃいます!
第6回目は主演映画・ドラマ『BACK STREET GIRLS —ゴクドルズ—』でのキレキレ演技が話題の白洲迅さんが登場♪ 主演ドラマ『僕はまだ君を愛さないことができる』の放送も控え、俳優としてのキャリアを着実に積み上げている彼の現在にフォーカスしたインタビューです。「公園デート」をテーマにした撮り下ろし写真もじっくりご覧ください♪
ヤクザがアイドルに!? 顔芸にもチャレンジした主演映画&ドラマ『BACK STREET GIRLS —ゴクドルズ—』
─── まずは自己紹介をお願いします。
白洲迅、26歳です。
─── 最近ハマっていることを教えてください。
最近はビタミン剤などのサプリメントにハマっていますね。筋トレに凝っていて、体のために始めたことなんですけど、調べていくうちに楽しくなってきちゃって(笑)。
─── え~! 効果を感じますか?
自分で調べて、考えて、効く効かないを試していくのが楽しいんです。メンタルケアにも気を使っていて、リアルにストレスに効くとか、体に負担のかからない食材やサプリを選ぶとか。なんだか「意識高い系」みたいですね(笑)。
─── いいことですよ。そして、『BACK STREET GIRLS —ゴクドルズ—』のお話も聞かせてください。実写映画が全国公開中(一部映画館では、公開終了)2月19日(TBS系)からはドラマ版が放送されています。
実写化のお話をいただいてから、原作を読ませていただいたんですけど、本当に面白くてゲラゲラ笑って楽しみました。そして、「このマンガをどうやって実写化するんだろう?」と思ったのが第一印象です。
─── ヤクザとして生きてきた青年たちが、組長の思いつきから性転換と整形手術を受けてアイドルになるという、ぶっ飛んだ設定ですもんね。
もちろん、性転換後のアイドルは、女優さんが演じるんですけど、原作のギャグシーンでは、アイドルの顔がもとのヤクザの表情になったりするんですよね。それを映像でどう表現するんだろうと、撮影に入るまでは不安でしたね。それも撮影が終わったら解消されたんですけど。「こういうことか!」と(笑)。僕らの顔がアイドルたちに合成されるんですけど、CGの撮影もかなり大変でした。いろんな表情を求められるんですけど、合成用の撮影だから動いちゃいけない状況で顔芸をするという(笑)。
─── 顔芸!
これまでも顔芸が必要な役は何度か経験があるので、笑える顔芸になっていると信じています。見せられないような顔もやっていますよ(笑)。この作品の特徴として、中身はヤクザの男のまま、アイドルをやっているというギャップがありますよね。一人のキャラクターを、例えば僕なら岡本夏美さんと男女ふたりの役者で演じている。そんなケースは初めてのことだったので、役作りは苦労しましたね。
岡本さんを筆頭に、女優さんたちも僕らの仕草を研究してくれていたようです。彼女たちはマジで頑張っていました! スカートを履いて大股を開いたり、タバコを吸ったりと、ヤクザの演技はもちろんのこと、歌やダンスもしっかりレッスンを受けていて、キラキラしていました。アイドルパートも見応えあるものになっています。
─── 任侠映画の老舗の東映ということもあり、アクションにも力が入ってますね。
準備期間は多くはなかったけれど、原作にはあまりアクションシーンが出てこないので、これは実写ならではの要素になるのだと思います。
─── 公式サイトやポスターなどには、「不完全実写化!」という自虐ギャグ(?)のようなフレーズもありますね。これまでも舞台「ミュージカル テニスの王子様」や映画「僕だけがいない街」など、原作のある作品に出演されています。原作モノとの向き合い方についての考えも聞かせてください。
やっぱり僕も、マンガやアニメが好きなので、それが実写化となると、少し構えて観てしまうところはあるんです。アニメの場合は声優さんの声のイメージもあるだろうし。ただ、そのイメージに全く沿わないことをするのはダメですけど、逆に追いすぎるのもよくなくて。原作を大事にするという基盤は保ちつつ、映像化ならではの表現を探していく作業になりますね。
─── 本作の場合は、どう探っていったのでしょうか。
まずはギャグシーンをいかに笑えるものにするか。僕らがふざけて笑わせるようにするのではなく、作中のキャラと同じように、本気で演じるからこそ「笑える」のだと思います。
─── 作中の本人たちは必死だからこそ面白い作品ですもんね。
本人たちはマジで命がかかっているので、焦っているし、それが面白いわけで。映画にはシリアスな葛藤シーンもあるんです。原作には描かれていないような、それぞれの背景や葛藤だったりも描かれるんですけど、シリアスな部分も、おバカな部分も同じなんですよね。どちらも、表情のちょっとした変化だったりが重要で、それを生身の人間がやるからこそ、やりがいがあるんです。
もし朝起きて、女性になっていたとしたら?
─── 本作は女性になってアイドルとして活躍するという役ですが、もし白洲さんご自身が女性になったら、何がしたいですか?たとえば、ある朝、目が覚めたら女性になっていたとしたら?
いやらしいことしか思いつかないですよ。怒られちゃいますね(笑)。
それ以外だと、僕、いつも女性が羨ましいなって思うことがあって。お風呂が大好きで、スーパー銭湯にもよく行くんです。だいたいスーパー銭湯って「女性限定 ○○風呂」ってありますよね。アレは本当に……怒り心頭(笑)。僕も特別なお風呂入りたい!
PART2 では、足立梨花さんとのW主演が話題のドラマ『僕はまだ君を愛さないことができる』についてや、白洲さんの恋愛観や好きな女性像にせまります!外に出ての公演デートカットも満載なのでお見逃しなく♡
プロフィール
白洲迅(しらす・じん)
1992年生まれ、東京都出身。
2011年、ミュージカル『テニスの王子様』で俳優デビュー。長身で品のある佇まいで注目を集める一方、シリアスな作品からナンセンスコメディまで、多様な作品に出演。次世代俳優として大きな注目を集める1人。主な出演作品に、ドラマ TBS『ごめんね青春!』(14)、CX『おわらないものがたり』(14)主演、NTV『学校のカイダン』(15)、NHK連続テレビ小説『とと姉ちゃん』(16)、NTV『愛してたって、秘密はある。』(17)、テレビ朝日『刑事7人』(18)、舞台『花より男子 The Musical』花沢類役(16)、『シラノ・ド・ベルジュラック』(17)、映画『リバーズ・エッジ』(18)、『BACK STREET GIRLS —ゴクドルズー』(18)主演など。また、足立梨花さんとW主演ドラマ「僕はまだ君を愛さないことができる」が2019年FOD プレミアム・フジテレビ地上波にて配信・放送予定。
『BACK STREET GIRLS —ゴクドルズー』公開中!
ドラマ『BACK STREET GIRLS —ゴクドルズー』放送中!
撮影/杉映貴子、取材・文/藤谷千明、企画・構成/藤坂美樹
ヘアメイク/生田アリサ、スタイリング/持田洋輔、
衣装協力/部屋カット
ガウン\¥58,000/the BLEU(ADONUST TEL:03-5456-5821)
シャツ\¥11,000/The DUFFER of St.GEORGE(JOI‘X CORPORATION TEL:03-5213-2510)
パンツ\¥11,800/rehacer(ADONUST MUSEUM TEL:03-5428-2458)
その他スタイリスト私物
公園カット
コート\¥49,800/MAMNICK(MAMNICK TOKYO TEL:03-6712-2882)
ニット\¥28,000/NUMBER (N)INE(NUMBER (N)INE TEL:03-6416-3503)
パンツ\¥11,800/rehacer(ADONUST MUSEUM TEL:03-5428-2458)
靴 \¥12,000/CONVERSE(ABAHOUSE HARAJUKU TEL:03-5466-5700)
その他スタイリスト私物