ケン・ローチ

BBCでの目覚ましい活躍を経て、1968年に監督デビューを果たす。労働者階級の厳しい現実を鋭い眼差しで見つめる作風が特徴。デビュー後低迷が続いたが「リフ・ラフ」(1991)でようやくその存在が広く認知されるようになった。1990年代に入ってから発表された作品はいずれも数々の賞を受賞し、健在ぶりをアピール。優れた批評性を持つ社会派作品を生みだしている世界的巨匠。