東陽一

1958年、岩波映画製作所に入社。黒木和雄の助監督などを務めたのち、フリーに。デビュー後は、短編やTVドキュメンタリーを作り、「やさしいにっぽん人」(1971)で劇映画にも進出。「サード」(1978)で、一躍注目を浴びた。その後、女性を主人公にした作品を撮り続け、評価される。1992年「橋のない川」で骨太な力強さを見せた。「絵の中のぼくの村」(1996)がベルリン映画祭銀熊賞を受賞。