河瀬直美

大阪写真専門学校(現・ビジュアルアーツ専門学校大阪)映画科に進み、高嶺剛監督に師事。ドキュメンタリー映画「につつまれて」(1992)や「かたつもり」(1994)で高く評価された。初の劇場用映画「萌の朱雀」(1997)は故郷の奈良県を舞台に、私的ドキュメンタリーの手法で撮り上げた。その土地の現在を丹念に切り取っていく貴重な映画作家の一人。この作品で、日本人初となるカンヌ映画祭カメラドール(新人監督賞)を受賞した。