小池朝雄

文学座の座員として数多くの舞台を経験。一度見たら忘れられないギョロリとした目が特徴的で、任侠、やくざものの映画には欠かせない俳優の一人だ。海外ドラマ『刑事コロンボ』ではピーター・フォークの吹き替えも担当。“うちのかみさんがねえ”の名ゼリフとともに、新たなファン層を獲得した。1985年、肺不全のため死去。役者として円熟味を増してきた50代半ばでの死は、あまりにも残念だ。