吉村実子

1960年、高校在学時に今村昌平監督にスカウトされ、「豚と軍艦」(1961)のヒロインに抜擢、続く同監督の「にっぽん昆虫記」(1963)とともに高い評価を得る。その後も新藤兼人、五所平之助といった諸監督の作品で演技派としての実力を発揮するが、1970年、黒澤明監督の「どですかでん」に出演後、スクリーンから遠ざかることとなる。1988年、松山善三監督の「母」でカムバック。