ユル・ブリンナー

楽団の歌手やサーカスの空中曲芸師を経て俳優を志すようになる。劇団で裏方を務めながら演技を学ぶ一方で、ソルボンヌ大学で哲学の学位も取得。「王様と私」(1956)でアカデミー主演男優賞を受賞し、その人気を決定づけた。ツルツル頭がトレードマークだが「大海賊」(1958)では自前の黒髪で出演している。どんな役柄も器用にかつ豪快に演じる不世出の俳優である。