名勝八景 ―憧れの山水
19/10/5(土)~19/11/10(日)
出光美術館

北宋時代(960-1127)後期、画家・宋迪(そうてき)は湖南省の名勝・瀟湘(しょうしょう)地方が見せる折々の風光を、情趣豊かな八つの情景に描いた。瀟湘八景と呼ばれるこの画題は、後に山水画の好画題として画家たちの発想の源となっただけでなく、日本でも大いなる憧れをもって受け入れられた。本展はこの瀟湘八景を出発点に、西湖など中国・日本で古くから描き継がれた情景を通じて、人々が心に抱いた憧れの山水の世界を堪能できる展覧会。