静謐の画家 清宮質文 すみわたる詩情の世界 展
19/10/5(土)~19/11/24(日)
鹿沼市立川上澄生美術館
清宮質文(せいみや なおぶみ、1917-1991)は、大正・昭和期に活躍した画家/版画家。東京美術学校で油絵を学んだ後、30代から木版画の制作に取り組んだ。
版画はもともと複製の技術であることから、複数性を持つことを特徴とする。しかしながら清宮は、同じ版木を用いながらも異なる摺りを行ったり、あるいはひとつの版につき数枚しか摺らなかったりするなど、版画の持つ、絵筆では表せない美しさ・面白さを追求し、制作を行った。
栃木県内初の清宮質文展である本展は、詩情にあふれた清宮の作品を紹介するとともに、木版画が有する可能性を広く発信するもの。
透き通るような世界を持つ珠玉の作品の数々を、ぜひ楽しんでほしい。