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「都市の身体 ~外から眺める私たちの輪郭、遠くから聞こえてくる私の声~」

19/10/26(土)~19/12/29(日)

京阪電車 なにわ橋駅 アートエリアB1

鉄道の創造性に着目した企画展「鉄道芸術祭vol.9」 では、都市と身体の関係性に着目。近代都市計画の要であった鉄道の普及によって、私たちの日常生活や移動環境は大きく向上した一方で、時間厳守やマナーといった行動規範の規定・規制ともなった。鉄道は、都市の骨格形成とともに、私たちの身体感覚にも深く関与してきたといえるだろう。
本展では、国内外の3組のアーティストが、今日の都市の状況と都市生活者のさまざまなふるまい、それを生み出す身体を独自の視点で捉え直し、作品を創作する。
インドネシア出身のジョンペット・クスウィダナントは、自国の複雑な成り立ちと歴史文化や現代社会への洞察をもとに、群衆と個、姿なき声やメッセージなどに関するインスタレーションを発表。小沢裕子は、大阪の在留外国人が多く住むエリアや、文楽・浪曲といった語りにまつわるリサーチをもとに、日本人と外国人双方の言葉によるコミュニケーションのあり方などについて考察した新作映像作品を発表します。 武田晋一は、鉄道の近代化と同時に派生した外来植物(雑草)の存在に着目し、フランス留学を経て移り住んだ奈良・東吉野村と会場がある大阪・中之島の道行、 都市と地方の移動や運搬といった要素をふまえて作品を構成する。
三者三様の "都市の身体" にまつわる世界の内と外からの考察に基づいた表現を通じて、 姿なき都市の輪郭をイメージし、 他者や自らの声に耳をすませることで、 この国や異国の地、 都市部や地方を行き交う人間の身体知について感じ、 考える機会となってほしい。

開催情報

ジャンル
ギャラリー

12:00~19:00、月曜休館(祝日の場合は翌日)

※12月14日~12月25日は21:00まで

料金

無料

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