榊貴美展「twinkle」
19/11/12(火)~19/12/20(金)
佐藤美術館
榊貴美は1983年和歌山県生まれ、2010年東京造形大学美術学科絵画専攻を卒業、2012年同大学院修士課程造形研究科造形専攻美術研究領域を修了。学生の頃より精力的な作品発表をおこない、同財団平成21年度19期の奨学生にも選ばれている。
榊貴美は油絵、アクリル、版画、写真、インスタレーションと幅広く制作を手掛けているが、主要な作品は油画とアクリルの作品となる。その作品に特徴的なのは、こどもの姿をモチーフとして扱うことにある。それは時に群像で、時に単体として描かれる。ただ榊の描く「こどもたち」は可愛らしいだけでは終わらない存在として現れる。本展サブタイトル「twinkle」について榊は「きらきらと光るためには同時に闇が必要。その存在は等しく同じであり、一つの中で相互に干渉しあっている。」と語る。
本展では油画とアクリル、版画で描かれた過去の主要作品に加え、初公開の新作をあわせた約50点を展示。榊貴美の等身大な視線から繰り出される、アイロニカルな作品たちを楽しんでほしい。