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ジェス・ジョンソン NEON MEAT DEMON

19/11/23(土)~19/12/21(土)

NANZUKA

本展では、ジョンソンのペインティング作品の他に、ジョンソンの母シンシア・ジョンソン(Cynthia Johnson)の手によって生まれたキルト作品、そしてウォードのコラボレーションによる映像作品とVRを用いた大掛かりなインスタレーションを発表する。入念に描き込まれたジョンソンのペインティングは、架空世界のジェンダーレス(無性)なヒューマノイド、コウモリのような顔をしたエイリアン、未知の時代の建造物の中をうねるミミズのような管などが登場し、ジョンソンに影響を与えた異文化の模様やシンボル、ホラー映画やSF、旧時代のテレビゲームなどの要素が入り混じった高密度な幻想の中に観賞者を誘う。映像作品「Gentekker Archaic」 は、2画面のアニメーション作品で、キャラクターを操作してダンジョンを進む旧時代式のテレビゲームの方法論が基となっており、そこに登場するヒューマノイドたちは皆同じように、自分たちが捕らわれているヴァーチャルな迷宮から抜けだす出口を探しているかのように徘徊を続ける。VR作品「Terminos」 は、ジョンソンの描く世界をウォードが3D映像に起こし、そこにアンドリュー・クラーク(Andrew Clarke)が作り出したサウンドがMIXされた多彩な演出によって構成されたもので、観賞者がその夢とも現実ともつかない仮想文明世界の中を漂流する体感型の作品である。VRというプラットフォームの普及が進む現在に於いて、本作品は、現実と創造された仮想現実の実在感が同等なものに近づいてきたことを示唆するだけではなく、我々の想像と意識が実感にもたらす力、あるいは知覚や存在といった概念についてもう一度考えさせる作品としても、解釈することができるだろう。

開催情報

ジャンル
ギャラリー

11:00~19:00、月曜・日曜・祝祭日休廊

料金

無料

出品作家

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