井上浩輝・TAKASHI・清水愛里 三人展
20/1/14(火)~20/2/1(土)
MEGUMI OGITA GALLERY
井上浩輝 “Five Deer” 120 × 180cm
井上浩輝(1979年 札幌生まれ) は、新潟大学法学部卒業、東北学院大学法務研究科修了後、北海道に戻り、風景写真の撮影を開始した。その後、キタキツネなど北国を悠々と生きる動物のいる美しい風景を追い求めて撮影を続けている。
2016年には、日本人として初めて「National Geographic Travel Photographer of the Year」コンテストのネイチャー部門1 位を受賞し、2017年には「情熱大陸(毎日放送)」に出演、日本を代表する写真家の一人として今後の世界的な活躍が益々期待されている。2018年にはメグミオギタギャラリーで個展を開催し、静謐さと躍動感が入り混じる北海道の風景や、井上の優しく見守る視点がつくり出すキタキツネの作品群などを展示し好評を博した。
TAKASHIは2011年に初めて本格的に富士山を撮影し、以後8年間富士山だけを撮り続け、2014年から海外での作品発表を始める。その後アメリカNational Geographic Traveler誌の表紙を飾り、ほか国際的フォトコンテストで多数受賞するなど多くの実績を上げてきた。国内では2019年に銀座ソニーイメージングギャラリーで個展を開催し、同年続けてソニーストア名古屋、札幌での個展を開催している。また雑誌やテレビなどで特集が組まれるなど、活躍の場を広げている。
彼はあらゆる季節、時間、距離から富士山を撮影し、透明感のある鮮やかな色彩やモノクロの中の繊細なコントラスト、深みのある静謐なブルーインクシリーズなど、既存の型にとらわれない自由な発想で、ひたすらに新しい富士山を追い求めている。その作品群は、風景写真というよりは肖像写真に近いシリーズになっている。
清水愛里(1989年 千葉県生まれ) は2017年の初夏、北海道で撮影する井上浩輝に同行した時に、自然の素晴らしさに圧倒された。その中で自身でも写真を撮りたいという強い思いが湧き上がり、カメラを手にする。
それからは毎月のように北海道に通い、写真撮影をするようになる。2019年2月に北海道の写真の町・東川町に移住し、企業広告写真の撮影をしながら、北国の地で美しい風景の中の動物や自然風景を被写体に作品作りをしている。
今展において、井上は、勇壮で威厳溢れるエゾシカ写真を4点、代表作“Fox Chase”の姉妹作“Fox Hug”を1点、計5点を展示、TAKASHIは代表作である冷黒調のモノクロ写真を発展させたブルーインクシリーズのひまわりや雲、舟などと共にとらえた富士の作品6点を展示し、清水は同ギャラリー内のプロジェクトルームにて、北海道で出会った動物や自然を優しさ溢れる視点でとらえた作品10点を展示販売する。